ふるさとの手帖

市町村一周の旅

本巣市と揖斐川町へ。地震の断層が残されていたり。【旧市町村一周の旅(岐阜県)|9月15日―527日目)】

本巣市と揖斐川町へ。地震の断層が残されていたり。【旧市町村一周の旅(岐阜県)|9月15日―527日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1442/2,097】
1442/2097
68.76%
総計【1529/2,268】
1529/2268
67.41%

スーパーカブの総走行距離
36765km

旧真正町→旧糸貫町→旧本巣町→旧根尾村→旧谷汲村→揖斐川町、の6つ。
今日の旅先のこと
昨日から、岐阜市で友人のおうちに泊まらせてもらっています。そして、夜は雷雨もありましたが、朝もかなり強い雨が降り、止むのを待っての出発です。8時半過ぎには徐々に空も明るくなりました。それでは振り返っていきましょう。
真正町しんせいちょう(本巣市)(1/6)
最初にやってきたのは、本巣市の旧真正町です。およそ岐阜市から西へまっすぐ進み、北方町を通過。その後、旧真正町へ。ここ数日、どんな移動も山道が多かったので、平野部に住宅街の続く光景が新鮮です。

そして、旧真正町に入り、分庁舎やその周辺を散策しました。

遠くの山には雲がかかっていて、雨上がりらしい空です。マンションもありましたが、新しい戸建ての住宅が多いなという印象でした。

分庁舎近くの「やすらぎの林」へ向かってみると、彼岸花が少しずつ咲いていて、写真を撮りにきている人も何人かいました。カップルもいれば、一人の男性もいて。
旧真正町へ。
通学路。
柿も発見。
やすらぎの林。
糸貫町いとぬきちょう(本巣市)(2/6)
次にやってきたのは、旧糸貫町です。旧真正町から北へ進み、およそ市街地であろうエリアへ向かっていくと、おっきなショッピングモール「モレラ岐阜」があり、次々と車が吸い込まれていきます。

そして、旧糸貫町は「富有柿」の産地で、看板が柿の形になっていたり、まちから柿の里であることが感じられて。

「道の駅 富有柿の里いとぬき」の横にあった柿の展示園に寄ってみると、いろんな品種の柿が育てられていました。なるほど、富有柿だけではないのだなあと。
富有柿のまち糸貫。
おっきなショッピングモールだ。
BRAND KAKIと。
富有柿センターもある。
いろんな柿がありました。
本巣町もとすちょう(本巣市)(3/6)
本巣市は鍵のように細長い地形で、北へ進み旧本巣町へ入りました。まずは、本巣駅まで向かってみると、ちょうど樽見鉄道の電車が停まっていて。薄ピンク色の車両で、「モトスミライ号」と名付けられていました。

次に本巣公民館のある辺りへ向かうと、多目的ドームのようなものがあり、大人たちがフットサルの試合をしています。

また、「道の駅 織部の里もとす」は、前回の旅でも訪れたことのある場所でしたが、今回も訪れてみることに。連休の昼間だったので、駐車場は車でいっぱい。6次産業のアンテナショップや、クワガタやカブトムシがいたり、ショップはバラエティがありました。

11時になったので、レストランに入りたかったけれど、すでに家族連れのお客さんが並んでいて、今は我慢。代わりにお土産を買って道の駅を離れました。
本巣市のテントだ。
公民館かな。
フットサルしてた。
樽見鉄道、本巣駅。
素敵なデザイン。
根尾村ねおむら(本巣市)(4/6)
旧根尾村のことはとても気になっていました。立地を見ても、本巣市の中で遠そうだったから。

いざ北へ進んでいくと、谷がどんどん深くなっていき、周辺も一気に山深い風景に変わり。
そして、今回は「根尾谷断層地震断層観察館」へ。1891年10月28日の午前6時38分ごろ、マグニチュード8.0の地震が、旧根尾村を震源に襲いました。濃尾地震と呼ばれています。山々は崩壊し、道路は寸断され、死者は7273名、8万5千もの家屋が全壊したと。

ぼくはこの濃尾地震のことを、これまでほとんど知りませんでした。マグニチュード8.0というのも、かなり大きいです。

過去におこった主な地震の表もあって、特に江戸時代以降が詳しく書かれていましたが、ほんとうに数年単位で、大きな地震が各地で発生していて、そうかあと。
旧根尾村へ。
根尾谷断層地震断層観察館。
実際の6mの断層。すごい。
建物外にも断層が残っています。
正面の盛り上がりは、断層。
堤防みたいな傾斜、全部断層。
その後、淡墨公園で立派な根尾谷淡墨桜を見て、雨が降りそうだったので途中で見つけたお店で昼食を。オルゴール流れる店内でうなぎのまぶし丼をいただき、スープとデザート、コーヒー付きでなんと1000円で。そして、滞在していた1時間ほど、外では本降りの雨が降りました。いいタイミングで良かった。
根尾川です。
根尾谷淡墨桜。とても大きいです。
お昼ごはん。うなぎのまぶし丼。
デザートもいただき。
市街地も散策しました。
谷汲村たにぐみむら(揖斐川町)(5/6)
旧根尾村から今度は揖斐川町へ向かっていきます。まずは、谷汲山華厳寺を目指しました。

途中で旧谷汲駅があり、立ち寄ってみると、駅の周辺で演奏があるのか、駅舎でエレキギターを弾いている人がいて、その近くでは「海の声(桐谷健太)」の練習をしている人がいました。流れている時間はゆったりで、とってもいい感じ。
旧谷汲駅。
「海の声」うたってた。

谷汲山華厳寺は、前回の旅でも訪れたなあと、今回訪れてみて気づきました。駐車場からは石畳、石垣、灯籠、木々、それぞれに苔の美しい境内を歩き、参拝です。

かなり蒸し暑かったので、参拝客は声を揃えて暑いと言っていたし、ぼくも汗だくになりながらの参拝でしたが、これもまたひとつの良い体験でした。
参道を歩いていく。
駐車場合戦。
見えてきた。
前回来たときは、ここに子どもたちが座っていました。
揖斐川町いびがわちょう(6/6)
前回の旅では華厳寺を訪れていたので、揖斐川町の市街地へ訪れるのは初めてです。華厳寺から8kmほど移動していくと、山を降りて平野が広がりました。遠くの山並みはかなり大きくシルエットをつくっていて、町並みは昔ながらの風情がたっぷりと残っている。

江戸時代には陣屋も置かれ、揖斐地方の中心地となっていたようです。この市街地を歩き、三輪神社にも立ち寄りました。

また、名前の通り揖斐川にも行ってみたけれど、ここから太平洋まで流れていくのだなあと思うとしみじみです。
山並みが重なる。

揖斐川町役場。

揖斐川です。

三輪神社へ。

とても素敵なボードを見つけた。
というわけで、今日の散策はここまで。雨も降ったし湿度が高い一日だったけれど、無事に進めることができて良かったです。同じく岐阜市の友人の家に泊まらせてもらい、いろんな話をした夜でした。
本日のひとこと
今日の走行距離が、ピッタリ100kmでした。ピタリ賞!
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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