ふるさとの手帖

市町村一周の旅

自然と町並みを旅する。下呂から高山へ。【旧市町村一周の旅(岐阜県)|9月9日―521日目)】

自然と町並みを旅する。下呂から高山へ。【旧市町村一周の旅(岐阜県)|9月9日―521日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1409/2,097】
1409/2097
67.19%
総計【1496/2,268】
1496/2268
66.00%

スーパーカブの総走行距離
36005km

旧萩原町→旧馬瀬村→小坂町→旧久々野町→旧宮村→旧清見村→高山市、の7つ。
今日の旅先のこと
今日は下呂温泉を出発し、高山市へ北上していきました。下呂市と高山市は、市街地を移動すれば50kmほどですが、その間に広がるまちを巡ると、新しい景色もたくさん現れて。それでは振り返っていきましょう。
萩原町はぎわらちょう(下呂市)(1/7)
朝、下呂市を出発するとき、薄い霧が山並みを漂う景色が綺麗でした。
下呂市を出発。
そして、最初に向かったのは、旧荻原町です。北に5kmほど進み、禅昌寺というお寺へ。まだ早朝で開門されていなかったですが、とても大きなお寺で、山の麓にずっしり佇んでいて。最寄駅も禅昌寺駅で、お寺と線路も近い距離にあり、ちょうど高山本線の電車も通り過ぎていきました。
旧萩原町へ。飛騨川沿い。
禅昌寺。
高山本線。
その後、旧萩原町の市街地へ向かうと、飛騨川沿いの景色が綺麗に開けて、住宅地が並んでいます。下呂温泉は観光地ですが、荻原は暮らしの場という感じで。なおかつ、荻原宿の昔の町並みも残っていました。
星雲会館。
暮らしを感じます。
バランスボール?
美しいなあと。
馬瀬村まぜむら(下呂市)(2/7)
旧荻原町から、飛騨川を渡り、山を一気に登って西へ進んでいくと、旧馬瀬村に入りました。庁舎を目指していましたが、その周辺に着くと、あまり住宅は見られません。なるほど、ここは中心部ではないかもしれないと、北へ移動。

すると、馬瀬川沿いに景色がひらけて、ゆったりとした里山が現れました。巡ったのは中切という地区で、牧歌的でとても明るい雰囲気で。鮎釣りに関する看板も多くありましたし、橋から眺めるまぜ川の流れは、ほんとうに綺麗でした。
旧馬瀬村へ。深い谷。
庁舎も見える。
北上すると、景色がひらけました。
馬瀬川も綺麗だなあ。
小坂町おさかちょう(下呂市)(3/7)
旧馬瀬村から、再び旧萩原町の市街地へ戻り、国道41号線へ合流します。この国道が、高山市へ通じるメインルート。

そして、しばらく道なりに進んでいくと、登坂車線を終えたあとの下り道で、ぎゅっと集まった旧小坂町の市街地が現れました。その光景はかなり圧巻で。
飛騨川の右岸を中心とした市街地を歩きました。古き良き町並みが残っていて、シャッターや看板には川と木材を表現した絵などが多く、昔からの産業や文化を表しているのかなあと。
旧小坂町へ。
懐かしい町並みです。
健康情報資料館。
カモシカかな。
川とイカダと。
飛騨小坂駅。
その後、市街地から東へ8kmほど移動し、巌立峡という景勝地へ。駐車場に着くと、ドンと立派な巨岩が聳え立っていて、これがひとつのシンボルマークなのでした。

さらに、渓谷の遊歩道は散策できるようになっていて、どうやら30分と2時間半目安のコースがある模様。今回は30分コースを選ばせてもらいましたが、ほんとうに素晴らしい渓谷でした。ひんやりした空気と光に包まれて、水蒸気がふんわり浮かんでいるのもわかります。そこを透明な清流が気持ち良い音とともに流れていて、ちょっとうるっとするぐらいで。

目の前に現れた滝も、滝壺に日差しが当たり、それがほんとうに美しかったです。心奪われる滝でした。
巌立峡へ。
立派な岩だ。
渓谷を進みます。
ほんとうに素晴らしい空間だった。
滝も見事で。
久々野町くぐのちょう(高山市)(4/7)
さあ、ここからは高山市の旅に移ります。最初にやってきたのは、旧久々野町。長いトンネルを抜けてすぐに、女男滝公園があり、立ち寄ってみました。女男の名前の通り、二つの滝の流れが連続で続いていて、やや遠目からでしたが綺麗でした。

その後、9kmほど北上して市街地へ。小高い場所に学校が見え、全体も高原に広がる豊かなまちだと感じられて。

まちから見える大きな船山が印象深く、何度も視線が移りました。
女男滝公園へ。
滝が連続して流れていました。
久々野支所。
周辺を散策します。
船山かな。印象深い山でした。
堂之上遺跡にも。
国指定史跡です。
宮村みやむら(高山市)(5/7)
国道41号線の長いトンネルではなく、おそらく旧道の方を進んでいき、旧宮村の市街地へ入りました。ゆるやかな峠越えで、下り坂に入ると景色がパッとひらけて、見える町並みが素晴らしかったです。

立ち寄ったのは、飛驒一宮水無神社。「宮」が村名になっていて、神社が暮らしに根付いているとも言えます。駐車場へ着くと、すでに車も何台か停まっていました。境内は広々としており、砂利も真っ直ぐな砂紋が残っていて。気持ちの良い神社でした。

その後、飛騨一ノ宮駅の周辺や、臥龍桜と呼ばれる桜も見に行っています。
旧宮村へ。景色が素晴らしかった。
飛驒一宮水無神社。
何の動物だろう。
清々しい神社でした。
飛騨一ノ宮駅。
はさかけだ。
臥龍桜へ。
おっきいなあと。形も綺麗で、幹がすごく太かった。
清見村きよみむら(高山市)(6/7)
一度、高山市街地へ入り、途中で左折して6kmほど西へ進み、旧清見村へやってきました。まずは、ウッドフォーラム飛騨という施設を訪れてみると、館内には家具が展示されていたり、フィンランド式の図書館スペースがあったり、木の香りとともに温かな空間が広がっていました。館内の掲示物などを見ていると、滝や並木道など、自然そのものが地元の方々に大切にされているようです。

その後、「道の駅 ななもり清見」周辺へ。自然豊かな里山という風景で、すでに稲刈りを終えた稲穂がはさがけされている箇所もいくつかあり、穏やかな日常の尊さを感じた散策でした。
ウッドフォーラム飛騨へ。
いろんな温もりを感じた。
まちを散策する。
カッケー!
高山市たかやまし(7/7)
最後にやってきたのは、高山市です。ご存知の方も多いように、高山市街地は伝統的な町並みが残っていて、全国的にも有名な観光地です。それに今では海外の方にも人気、というニュースは何度か見ていましたが、実際に町並みを歩くと、海外の方はほんとうに多かったです。右、正面、左、みんな海外の人! ここは! と一瞬思ったりもしました。

あんまり食べ歩きをしないので、町並みをひたすら歩く、というのが基本スタイルですが、6年前に訪れたときに、ここで写真を撮ったなあと思い出した場所もありました。写真が呼び覚ましてくれた記憶です。そのことを思うと、6年ぶりに来たのかあとしみじみ。

夕食を地元のラーメン屋さんで食べて、「おいしかったです!」とレジで言うと、レジのおばちゃんが「あら!うれしいわあ。また、待ってるよ〜ん!」と言ってくれて、とてもうれしかったよ〜ん、でした。
高山市街地へ。
高山陣屋。
ここで写真を撮った記憶がありました。
神楽台。
というわけで、今日の散策はここまで。岐阜県の北部までやってくることができました。1日のうちに暑いなあと思ったり、涼しいなあと思ったり、どちらも感じるこの頃です。
本日のひとこと
今日はソフトクリームだけではなく、アイスクリームも食べてしまいました。
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(終わり。次回へ続きます)

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