ー岐阜市で再会の時間ー

台風がやってくるとなれば、カブを安全に駐輪できる場所を探します。それで事前に予定を組み、岐阜市にやってきたわけですが、みなさんもお気づきの通り、台風は思った以上に西進し、数日遅れて日本列島を縦断するルートに変わりました。

ここまできたら、ほんとうのルートはわかりっこない！ の境地ですが、台風が来るぞと宿も事前に予約していたので、ここはもう、岐阜市でゆっくり過ごしましょう、と。

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そして、今日はこのタイミングでありがたいことに、岐阜市在住の知り合いの方々と少しずつ連絡が取れて、お会いすることができました。

最初にお会いしたのはせっきーさん（@namisekiya）。せっきーさんは、映画の配給製作会社に勤めていた経歴をお持ちの主婦で、2022年夏には、柳ケ瀬商店街と映画『逆光』がタッグを組んだ、柳ケ瀬夏まつりを大盛況に導いたキーパーソンです。

２年前、ぼくも少しだけ夏まつりの手伝いをさせてもらったのですが、それはもうすごい熱気で、作り手の溢れるエネルギーが来訪者へ伝播していく様子を、間近で感じた時間でした。そのときぶりにお会いすることができて、すごくうれしかったです。そして、せっきーさんにおそばの名店「更科」さんへ連れて行ってもらいました。

また、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」周辺や、岐阜大仏の鎮座する正法寺さんにも連れて行ってもらい。岐阜大仏は今まで見てきた大仏の中でも指折りの大きさで、大仏に正対し、心静かにスッと手を合わせたくなる大仏でした。祈りが生み出す力はすごい。

お忙しいにも関わらず、せっきーさんに岐阜市内を案内していただいたのですが、おそばの行列待ちの時間や、車中の移動時間のおしゃべりが何より楽しく、ずっと話しっぱなしでした。せっきーさんの生き方はほんとうにかっこいいんです。明るくて優しくて、力強くて、今日もかっこいいなあと思う瞬間が何度もありました。

また、せっきーさんにお会いできるように、ぼくもがんばりたい！ ありがとうございました。

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その後、柳ケ瀬商店街も歩きました。２年前の夏まつり以来で、高島屋が閉まったんだよなあ、とか、おまつりの日はここでシャボン玉が飛んでたなあ、とか、ここで美川憲一さんが歌ってたなあ、とか、いろいろと懐かしく思い出して。土地の思い出がもたらしてくれる懐かしさというものは、替えの効かない、とても尊いものだと、再認識。

そして、今度は『喫茶星時』さんで、つんくん（@tsunkun_tsubasa_5）と久しぶりに再会しました。出会いは石川県の能登島で、あやお（@ayaotsukuru）という方がかつて営んでいた『創る家うち』です。それからつんくんとは2019年にもお会いしていて、今日は５年ぶりの再会でした。

もう、５年ぶりの再会かどうか実感はあまりわからなかったけれど、以前と変わらないつんくんの温かさを感じながら、あっという間に時間が過ぎていくおしゃべりでした。

人となりというものは、必ずひとりひとり違っているし、そこにはひとことではまとめられない経験や、仕事や、出会いや、思考や、風土といった無数の要素が自由自在に織り混ざって、導かれているように感じます。

そして、つんくんと話しながら、彼の身の回りの温かなエピソードを聞いていると、ぼくもその温かさをお裾分けてもらった気持ちになりましたし、あたたかな心をお裾分けしてもらえることは、とてもありがたいなあと思ったのでした。

何をがんばるのか、具体的なものまでなくても、つんくんと別れたあとに、「よしっ！ 自分もがんばろう！」と自然に感じられて、それもまたうれしかったです。

というわけで、今日はここまで。とてもありがたいご縁でした。天気予報は終日雨だったけれど、午後はそれほど雨も降らず。ここしばらく、天気を読むことはなかなかむずかしそうです。