ふるさとの手帖

市町村一周の旅

500日目の旅。長浜市の旧市町村へ。【旧市町村一周の旅(滋賀県)|8月19日―500日目)】

500日目の旅。長浜市の旧市町村へ。【旧市町村一周の旅(滋賀県)|8月19日―500日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1343/2,094】
1343/2094
64.14%
総計【1430/2,264】
1430/2264
63.16%

スーパーカブの総走行距離
34540km

旧余呉町→旧木之本町→旧浅井町→旧湖北町→旧虎姫町→旧びわ町、の6つ。
今日の旅先のこと
ちょっとルートが変則的なのですが、今日は高島市を出発して、長浜市の旧市町村を巡って行きました。旅を始めて今日で500日目。それでは振り返って行きましょう。
余呉町よごちょう(長浜市)(1/6)
8時半に出発し、最初に向かったのは長浜市の余呉町です。曇り空でじめっとしているけれど、暑さは少し和らいで感じました。移動にはそこそこ時間がかかり、途中、高島市の旧市町村を飛ばしていますが、週末にお会いする方のいらっしゃる場所とのバランスで、このような形を取りました。

さて、余呉町は長浜市の中でも山間部に位置するまちです。ここまで滋賀県を巡っていて、消雪パイプがかなり設置されているなあと感じていましたが、余呉町の市街地を歩いていると、「雪寒基地」とかかれた倉庫もあり、やはり雪が降るのだなあと。

また、市街地近くの余呉湖にも訪れました。波もなく山が湖面に映り込み、静かで光も美しかったです。
余呉町へ。
凪いだ余呉湖。
お菓子屋さんだ。
余呉雪寒基地。
木之本町きのもとちょう(長浜市)(2/6)
次にやってきたのは、木之本町。北国街道の宿場町として栄えた地域を散策しました。木ノ本駅までも歩いてみて、宿場町らしさがある通りと、駅前らしい通りが交差しているなあと。
また、宿場町の中心に木之本地蔵院があり、8月22日から4日間縁日があるそうで、混雑が見込まれるという看板がいくつか建っていました。境内は御戒壇巡り、身代わり蛙、勧進の瓦、お守りといろいろあって、数日後には賑わっているのだろうなあと。
木ノ本駅近くの食堂で、お店の方と地元の方が会話している様子も好きでした。
木之本町へ。昔の建物も残っている。
歩いていこう。
門前町だ。
木ノ本駅。駅は「ノ」なのですねえ。
図書館もあった。
木之本地蔵院。
瓦だ。
湖北町こほくちょう(長浜市)(3/6)
次にやってきたのは、湖北町。琵琶湖沿いまで進んでいきます。途中は広々とした田んぼの景色が多かったですが、トンネルを抜けた先から琵琶湖の景色が広がりました。その周辺を進む中でも、ふつうの家並みの中に美しさが。黒い家屋の雰囲気が、とても好きだなと。
道の駅 湖北みずどりステーション。
琵琶湖と山並み。
渋い家並みも多かった。
その後、琵琶湖からは少し離れた場所にある、「小谷城戦国歴史資料館」へ向かいました。浅井亮政、久政、長政の浅井三代が北近江を治めていた時代の山城です。織田信長に滅ぼされるまでの約50年間、屈指の山城として繁栄を極めたと。

資料館では浅井三代のことや小谷城について、展示を見ることができました。思ったことはいろいろあるのですが、ひとつは浅井長政と織田信長の関係性。同盟を結んでいたものの、ある戦いで織田信長に背き、結果的に滅ぼされてしまったと。戦国時代ではそういう駆け引きがたくさんありますが、全部結果論だし、むずかしいなあと。

もうひとつは、浅井長政と結婚したお市の方(信長の妹)の娘たちの動向。いろんな政治的な動きの中での政略結婚が進んでいて、もちろん時代も考えも違うけれど、ものすごい駆け引きがいっぱいあったのだろうなあと。
小谷城戦国歴史資料館。
いろいろランキングに入っている。
順々に。
浅井町あざいちょう(長浜市)(4/6)
次にやってきたのは、浅井町。あさい、と読むとばかり思っていたけれど、あざい、なのだなあと思いつつ訪れました。

最初に支所周辺を歩きましたが、昔ながらのという感じではなく、最近のよく見かける住宅が多く広がっています。特徴があるというより、普通の暮らしだと感じましたが、それもまた良いですよね。

また、「道の駅 浅井三姉妹の郷」にも立ち寄って、昼食を買って食べました。「浅井三姉妹」は浅井長政とお市の方の娘たちですが、こうして道の駅の名前にもなるのだなあと。
浅井支所。
町役場だったという石碑だ。
落ち着いた暮らし。
浅井家の銅像を発見。
道の駅にも同じ銅像があった。
虎姫町とらひめちょう(長浜市)(5/6)
そして、次にやってきたのは虎姫町です。いやあ、個性豊かな地名があったのだなあと、今までは知りませんでした。

虎姫駅に向かってみると、周辺にはギュッと町並みが広がっています。また、駐輪されている自転車には、虎姫高校のステッカーが「虎高」と書かれていて、カッコ良すぎるとも思いました。

それに、阪神が昨年日本一になったことを祝う神社もあって、やっぱり地名も贔屓チームに影響することはあるよなあと。虎がつく地名、そうそうないですもんね。
虎姫駅前。
今年の阪神は、現時点では、踏ん張りどころですね。
滋賀県は水路が綺麗だなあと思います。
ワンッ。
旧びわ(長浜市)(6/6)
そして、最後にやってきたのはびわ町です。びわ、という言葉だけを聞くと食べ物にも聞こえるけれど、琵琶湖のびわだよなあとあらためて。

びわ支所の周辺を散策しましたが、水路が整っていて、お寺や黒色の家屋が印象的で、静かな暮らしが広がっていました。

また、百日紅の花びらが散っているのを見て、少し夏の終わりも感じたのでした。
びわ町へ。
渋い家並み。
びわ支所。
百日紅の花びら。
というわけで、今日の散策はここまで。前回の旅では、長浜市はゆっくり巡ることができなかったので、こうして知らなかった地域に訪れることができて、とてもありがたいです。

夕方にはパラっと雨が降りましたが、大雨にならなくて良かった。
本日のひとこと
タイヤの空気がかなり減っていたところ、長浜市のガソリンスタンドで入れてもらえるか尋ねたら、大社高校の石飛監督みたいな爽やかな男性が、空気を入れてくれました。とても嬉しかったし、助かりました。

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(終わり。次回へ続きます)

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