ふるさとの手帖

市町村一周の旅

島根半島の海と、神社を巡る。【旧市町村一周の旅(島根県|7月5日―455日目)】

島根半島の海と、神社を巡る。【旧市町村一周の旅(島根県|7月5日―455日目)】

朝から気持ちのいい晴れ。でも、風が生ぬるい。昼は暑くなりそうだ。今日は島根半島を巡り、八雲や東出雲、そして安来市へ。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1176/2,094】
1176/2094
56.16%
総計【1263/2,264】
1263/2264
55.79%

スーパーカブの総走行距離
30957km

旧鹿島町→旧島根町→旧八雲村→旧東出雲町→安来市→旧広瀬町、の6つ。

今日の旅先のこと
  • 旧鹿島町へ。
    旧鹿島町へ。
  • キラキラ。
    キラキラ。
  • 鹿島支所。
    鹿島支所。
  • 朝の時間。
    朝の時間。
  • 船がたくさん。
    船がたくさん。
  • 日本海だ。
    日本海だ。
  • 手結地区。
    手結地区。
  • 分別が綺麗で。
    分別が綺麗で。
  • 隣の集落。
    隣の集落。
  • 海が見事だった。
    海が見事だった。
鹿島町かしまちょう(松江市)(1/6)
松江市街地から北西の方角へ進む。列になって通学する小学生たちの背中が輝くほど眩しい。素朴で、未来を生きている。旧鹿島町は緑も増えて、夏のはじまりを感じられた。市街地を流れる佐陀川も昔ながらの気配だ。深田運動公園に行こうとすると、島根原発が近辺にあると知った。手結たゆの集落へ移動し、小さな朝に出会う。布団を干して叩く音。それから旧島根町へ向かおうとしていたとき、島根原発が遠くからはっきりと見えた。こんなにも海の美しい場所に原発があるのか。ぼくは何も言える立場にけれど。恩恵と代償。納得と責任。

  • 旧島根町へ。
    旧島根町へ。
  • 大芦地区。町並みと海。
    大芦地区。町並みと海。
  • 透明な海だ。
    透明な海だ。
  • 町並みを歩く。
    町並みを歩く。
  • 島根支所。
    島根支所。
  • 支所近くの港。
    支所近くの港。
  • 風で光が動く。
    風で光が動く。
  • 木の橋もいくつもあった。
    木の橋もいくつもあった。
島根町しまねちょう(松江市)(2/6)
アップダウンとカーブの続く海岸線を走る。何度も美しい岩礁や岩壁が現れて、立ち止まってしまう。島根半島を走るにはご褒美のような青空だと思った。最初にやってきた大芦地区の海にも魅せられた。石州瓦の町並みと海が並ぶ。近くで見ても、遠くから見ても脳裏に焼きつく景色。これが日常。できる限りこの景色が大切に続くといいな。島根支所周辺の町並みも歩いた。横歩きのカニ、おばあちゃんとの挨拶、石州瓦に溶け込んだエネオスの看板。

  • 先に神魂神社へ寄った。
    先に神魂神社へ寄った。
  • 旧八雲村へ。
    旧八雲村へ。
  • 山と田んぼ。
    山と田んぼ。
  • 稲を風が駆け抜ける。
    稲を風が駆け抜ける。
  • 八雲支所。
    八雲支所。
  • 意宇川が流れる。
    意宇川が流れる。
  • 熊野大社横に、温泉と食事処を発見。
    熊野大社横に、温泉と食事処を発見。
  • 海老と野菜のかき揚げ丼を食べた。体力を回復させる。
    海老と野菜のかき揚げ丼を食べた。体力を回復させる。
  • 熊野大社へ。
    熊野大社へ。
  • 立派な社殿だった。
    立派な社殿だった。
  • 安部榮四郎記念館に向かう。
    安部榮四郎記念館に向かう。
  • 安部榮四郎記念館。素晴らしい方だと知った。
    安部榮四郎記念館。素晴らしい方だと知った。
八雲村やくもむら(松江市)(3/6)
松江市街地を経由し、南へ進んでいく。友人に勧められた神魂かもす神社を訪れてから、旧八雲村へ。国宝の本殿は極めて静かだった。近くの八重垣神社ともつながっているのだろうが、今回は訪れない。
その後、八雲支所の周辺を歩いた。空も広くて緑に囲まれた町。水田の上を白鷺が飛び、強風で稲の影が駆け抜ける。
熊野大社にも訪れた。和歌山とは違う場所に、熊野大社の名のついた神社があることに驚いたけれど、御祭神は素戔嗚尊とのことで、なるほどとも思った。いくつか茅葺の建物あり、参拝できて良かった神社だった。熊野大社も、出雲大社と神事でつながっているそうだ。
安部榮四郎記念館の安部榮四郎は、紙漉き職人であり、人間国宝でもある。記念館まで行くと、安部榮四郎の交友関係に、聞き覚えのある名前が登場した。柳宗悦、バーナード・リーチ、芹沢銈介、河井寛次郎、棟方志功……。こうした人物と出会いながら、安部榮四郎の
雁皮紙がんびしは世界に羽ばたいていった。ショップで販売していた和帳を手に取ると、びっくりするほど軽かった。

  • 東出雲支所。
    東出雲支所。
  • 市街地を歩く。
    市街地を歩く。
  • 揖屋駅。
    揖屋駅。
  • 水路と暮らし。
    水路と暮らし。
  • 揖夜神社へ。
    揖夜神社へ。
  • 御仮殿は右に。
    御仮殿は右に。
  • こちらで参拝。
    こちらで参拝。
東出雲町ひがしいずもちょう(松江市)(4/6)
旧東出雲町は、松江市の中でも合併が遅い。2005年に多くの町村が松江市と合併した中、旧東出雲町は2011年に合併した。今、その理由を考えれば、それだけ旧東出雲町が町として大きかったからではないか、というふうに思う。支所の位置する揖屋いや駅周辺を歩くと、しっかりと住宅街の気配である。衣料店の車が選挙カーみたいに喋りながら宣伝をしている様子だけは、昔ながらに感じられた。
市街地の住宅には、揖夜神社のポスターも多く貼られていた。今はご遷宮で工事中らしい。神社へ訪れると、確かに工事中で御仮殿と書かれた社殿があり、そこで参拝を。この辺りはほんとうに、大きな神社が多い。

  • 安来市へ。
    安来市へ。
  • 海ではなく、汽水湖の中海。
    海ではなく、汽水湖の中海。
  • SLを発見
    SLを発見
  • 和鋼博物館を訪れた。
    和鋼博物館を訪れた。
  • 館内から。
    館内から。
  • 足立美術館の駐車場。
    足立美術館の駐車場。
  • 水田が広がる。
    水田が広がる。
  • 周辺の暮らし。
    周辺の暮らし。
安来市やすぎし(5/6)
国道9号線を通り、安来市街地までやってきた。和鋼博物館へ入ってみる。和鋼とはたたらの玉鋼のこと。雲南市の旧吉田村で訪れた資料館とどう違うか、見てみたかった。映像もあり見てみると、撮影された年はだいぶ新しく、製法も昔ながらの方法を踏襲しつつ、少し近代化していた。俵記念室という部屋の展示もあり、俵国一という冶金やきん学者のことが紹介されていた。冶金学者、という肩書も世の中にはあるのだなあ。たたらも研究されてこそわかったことがたくさんあるのだと、あらためて。
のちに旧広瀬町を訪れたあと、足立美術館の近くを歩いた。今日、美術館には訪れない。訪れたことがあるし、ちょっと節約の気持ちもあるし、昨日訪れた由志園の日本庭園が見事だったので、その印象を残しておきたい気持ちもあるし。平日ながら大型バスが何台も停まり、遠方からの車も多く、足立美術館の存在の大きさを感じられた。

  • 旧広瀬町へ。
    旧広瀬町へ。
  • 奥に月山富田城跡が広がる。
    奥に月山富田城跡が広がる。
  • 歴史資料館。無料の一階へ入った。
    歴史資料館。無料の一階へ入った。
  • 大きな山城だったのだなあと。
    大きな山城だったのだなあと。
  • 水路。
    水路。
  • 市街地へ。
    市街地へ。
  • 広瀬庁舎。
    広瀬庁舎。
  • 広小PTA
    広小PTA
  • 日常は続く。
    日常は続く。
広瀬町ひろせまち(安来市)(6/6)
月山富田城跡について事前に調べていたとき、歩くには大変だということで、巡るつもりはなかった。しかし、安来市立歴史資料館でまつわる模型や資料に触れ、城について少し詳しくなった。資料館の奥には小高い丘が見え、のぼりも立っていて、見上げる丘とその奥の山全体が城跡だということだった。かつて月山富田城跡は、日本でも最大級の大きさを誇る山城だったと。それを歩くには大変に決まっている。毛利氏や大内氏という中国地方の戦国武将も、この城とは関わりがあるとのことだった。
その後、広瀬庁舎周辺を歩く。子どもたちは下校の時間を迎えており、広瀬町と書かれた原付も見つけた。今日の暮らしが続いている。

というわけで、今日の散策はここまで。島根県の旅も安来市の旧伯太町を残すのみとなりました。明日は朝、雨が降るかもしれませんが、昼間は暑いでしょうし、たくさん水分をとって進みたいと思います。
本日のひとこと
バイクの防具を洗濯したいのですが、コインランドリーでは回せないので、ちょっと大変です。

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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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