ふるさとの手帖

市町村一周の旅

浜田市を山間部の県境から日本海まで走り抜ける。【旧市町村一周の旅(島根県|6月19日―439日目)】

浜田市を山間部の県境から日本海まで走り抜ける。【旧市町村一周の旅(島根県|6月19日―439日目)】

旅を再開して連続8日目ですが、今日の浜田市の散策を経て、休養日を設けます。その分、がんばって進んでいきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1137/2,094】
1137/2094
54.30%
総計【1224/2,264】
1224/2264
54.06%

スーパーカブの総走行距離
30126km

旧金城町→旧旭町→旧弥栄村→旧三隅町→浜田市、の5つ。

今日の旅先のこと
  • 昨日泊まった宿にて。
    昨日泊まった宿にて。
  • 朝の光と紫陽花。
    朝の光と紫陽花。
  • 市街地を歩く。
    市街地を歩く。
  • 素敵な郵便受け。
    素敵な郵便受け。
  • 金城支所。
    金城支所。
  • バス停にて。
    バス停にて。
  • ここにある風景。
    ここにある風景。
  • 美又温泉へ。
    美又温泉へ。
  • レタリングがとてもいいなあ。
    レタリングがとてもいいなあ。
  • 左手には足湯も。
    左手には足湯も。
  • 美肌の湯だから、足もいいけれど、お肌が一番ですよね。
    美肌の湯だから、足もいいけれど、お肌が一番ですよね。
  • 朝の静けさ。
    朝の静けさ。
  • 神楽を想起させる。
    神楽を想起させる。
  • 干してあった。
    干してあった。
  • やはり夜神楽もあると。
    やはり夜神楽もあると。
金城町かなぎちょう(浜田市)(1/5)
滞在していた旧金城町からの出発。金城支所の向かいに小学校があり、「おはよーございます!」と教室から響く挨拶を聞いた。この声を聞いただけで、体に元気が染み渡る。
市街地を巡ったのち、美又温泉みまたおんせんを訪れる。日帰り温泉もできる施設からは、「みまたよいとこよいよい〜♪」と三味線の音頭。2023年のうるはだ部門で全国一位であることも紹介されていた。また、美又温泉という文字のレタリングに魅了される。やっぱりここはとても良い温泉地だと思う。いつかゆっくり入りにきたい。

  • 昨日の道中に撮った。
    昨日の道中に撮った。
  • いい風景だなあと。
    いい風景だなあと。
  • あらためて、旧旭町へ。
    あらためて、旧旭町へ。
  • 体育館が大きい。
    体育館が大きい。
  • そして、模様がとてもいい。
    そして、模様がとてもいい。
  • 旭支所。
    旭支所。
  • 周辺を散策し。
    周辺を散策し。
  • 熊ヶ谷の棚田を訪れた。石積みに圧倒された。
    熊ヶ谷の棚田を訪れた。石積みに圧倒された。
  • 人の手で、自然と溶け合う光景は美しい。
    人の手で、自然と溶け合う光景は美しい。
  • 今も人の手で守られている。
    今も人の手で守られている。
旭町あさひちょう(浜田市)(2/5)
旧金城町から旧旭町へ。支所の奥にある市民体育館は巨大で迫力があり、壁面に描かれた模様が神話を想起させる。
支所周辺を散策したのち、
熊ヶ谷の棚田を見に行った。広島県との県境付近に位置し、かなり遠かったので訪れるかどうか迷っていた。だが、到着すると衝撃だった。大きな岩がびっしりと敷き詰められた石積みが何層も重なり、棚田の中でもこれまでに見たことのない景色をつくりあげていた。小さな城跡よりも立派だと言い切れる石積み。これも先人の手によって生み出されたものなのか……。そして、芝を刈る人の姿もあった。人々がつくり出した棚田は、生きる力強さを教えてくれる。

  • 弥栄支所。
    弥栄支所。
  • 暮らしを歩く。
    暮らしを歩く。
  • ボートだ。
    ボートだ。
  • 影と。
    影と。
  • キャラクターかな。
    キャラクターかな。
  • 穏やかな時間だ。
    穏やかな時間だ。
  • 貼り方がとても綺麗だったので、久しぶりに撮った。
    貼り方がとても綺麗だったので、久しぶりに撮った。
  • 野坂桜並木。
    野坂桜並木。
  • 道路の下にも桜たち。
    道路の下にも桜たち。
  • 芝に郵便ポスト。
    芝に郵便ポスト。
弥栄村やさかむら(浜田市)(3/5)
熊ヶ谷の棚田から旧弥栄村の市街地まで、30km以上走る。隣のまちだから近いと思っていたが、浜田市の広さを突きつけてもらった。市街地へ入ると、「ようこそどぶろく里弥栄へ」の文字。強く意識したことはなかったけれど、これから旧弥栄村のどぶろくにも出会えるかもしれない。
市街地を散策したのち、ひとつ山を抜けて、野坂桜並木周辺でカブを停めた。車道の両側だけではなく、集落の斜面にも桜の木々がある。春になれば爽やかな景色が広がるのだろうと、想像を膨らませた。

  • 三隅大平ザクラ。
    三隅大平ザクラ。
  • 太い枝が何本も。
    太い枝が何本も。
  • 「夜桜や 人静まれば 水の音」
    「夜桜や 人静まれば 水の音」
  • 三隅川沿いを進む。
    三隅川沿いを進む。
  • 三隅支所。
    三隅支所。
  • 静かな暮らしの気配。
    静かな暮らしの気配。
  • 環境整…。
    環境整…。
  • 気になるものを。
    気になるものを。
  • 自転車。
    自転車。
  • 道の駅近くで、久しぶりに日本海を見た。
    道の駅近くで、久しぶりに日本海を見た。
三隅町みすみちょう(浜田市(4/5)
再び山を越えて西へ進み、旧三隅町を目指す。最終目的地は浜田市街地だが、まだ離れていくので寂しい。まずは三隅大平ザクラを訪れる。駐車場のスペースが広く、一本桜がたくさんの人々を集めていることを知る。そして、駐車場の先で見事な一本桜が待っていた。桜といっても凄さにはいくつか種類があるだろうが、大平ザクラは大きさだけで語る力強さがあった。太い枝を支えるための支柱も何本もある。樹齢は660年を数えると。いったいどれだけの人々と出会ってきたのだろう。確かにこの一本の桜が咲く姿を、春に見てみたい。
その後、三隅支所周辺へ。内陸に位置しており、静かな暮らしの気配が広がる。そしてようやく、国道9号線に乗り、「道の駅 ゆうひパーク三隅」に着くと日本海が見えた。約1ヶ月見ていなかった日本海。ずいぶん久しぶりに感じられる。広島も島根も、内陸を巡る旅だったから。

  • 浜田市街地へ。
    浜田市街地へ。
  • 自転車と。
    自転車と。
  • 浜田川。
    浜田川。
  • 浜田城跡へ。県庁の門をくぐる。
    浜田城跡へ。県庁の門をくぐる。
  • 石垣が残っていた。
    石垣が残っていた。
  • そろそろ本丸へ。
    そろそろ本丸へ。
  • 本丸があった場所。
    本丸があった場所。
  • 海も見渡せた。
    海も見渡せた。
  • 港町も見える。
    港町も見える。
  • 石段と光。
    石段と光。
  • 浜田市世界こども美術館を目指す。
    浜田市世界こども美術館を目指す。
  • 美術館に着いた。とても大きい。
    美術館に着いた。とても大きい。
  • 島根県立大学も隣に。
    島根県立大学も隣に。
  • 橋本明治の作品を見た。
    橋本明治の作品を見た。
  • 商店街を通り抜けて、石見畳ヶ浦へ。
    商店街を通り抜けて、石見畳ヶ浦へ。
  • 港の雰囲気。
    港の雰囲気。
  • 木の椅子みたいな。
    木の椅子みたいな。
  • 漁船もかっこいい。
    漁船もかっこいい。
  • トンネルの先に、石見畳ヶ浦が広がる。
    トンネルの先に、石見畳ヶ浦が広がる。
  • 前回はここまで来て、引き返したけれど、
    前回はここまで来て、引き返したけれど、
  • 今回は最後までトンネルを抜けた!
    今回は最後までトンネルを抜けた!
  • 広々した地形だ。
    広々した地形だ。
  • ダイナミックさもあり、
    ダイナミックさもあり、
  • 海水がところどころに残っていた。
    海水がところどころに残っていた。
  • 青森で見た仏ヶ浦のようだった。
    青森で見た仏ヶ浦のようだった。
  • 雰囲気がやはり、山陰だなあと。
    雰囲気がやはり、山陰だなあと。
  • 砂浜にて。
    砂浜にて。
浜田市はまだし(5/5)
国道9号線に再び乗り、浜田市街地へ。途中、ゆめタウンがあったのでダイソーで買い物。レンズをしまう小道具を買う。ゆめタウン周辺を歩いていたとき、信号のない横断歩道近くに白バイが潜んでいた。ああ、これは自分も気をつけねば……。歩道橋を上がったところでサイレンが鳴り、案の定、白いバンが捕まっていた。明日は我が身だ。
その後、浜田城跡に向かった。入口の門と対面し、城跡に向かうことを実感したが、この門は浜田県庁の表門として使われていて、ここへ移築されたらしい。神社を抜けた先に本丸跡が広がっていた。海と住宅がそれぞれ見える。南の空には入道雲。
さらに、
浜田市世界こども美術館を目指す。地図を見て、島根県立大学とほぼ同じ立地だと知った。友人がここに通っていた。道中の坂道を学生が歩いていたが、もし浜田駅まで歩いているのならば、かなり距離がある。それも当たり前なのだろうか。
世界こども美術館はとても大きな建物で、今回は橋本明治はしもとめいじという日本画家の企画展だった。橋本明治は浜田市出身。力強い線画と淡い色彩に圧倒される。略歴を読んで、描き続ける情熱を見た。
最後に石見畳ヶ浦へ。入口が薄暗いトンネルで怖さを感じた。だが、その怖さが過去の記憶を引き戻した。あっ、ここには来たことがあるぞ。怖さで思い出す記憶もある。前回来たときはすでに薄暮で、トンネルを途中までくぐったものの、最後まで行かずに引き返してしまった。今回はまだ日没まで時間がある。初めてくぐり抜けたトンネルの先で、畳ヶ浦の広々とした景色を浴びた。奇岩と海の光景は、青森の仏ヶ浦のようだった。

というわけで、今日の散策はここまで。明日と明後日、旅は休養します。それからの進み方は天気次第です。たぶん梅雨がやってくる。無理をせず、それでも少しずつ進められたら。
本日のひとこと
カブの走行距離が3万キロを超えました。いつもほんとうにありがとう!

旅を応援してくださる方へ

「どこで暮らしても」の商品ページに飛びます。

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら

(終わり。次回へ続きます)

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