旅もいいけど、旅行もいい。ー卒業旅行 in八丈島編ー
2019年2月のこと。卒業旅行という大義名分を使った東京都・青ヶ島への冒険旅が無事に終わり、いよいよこれからは旅行らしい旅行。
アーカイブ”八丈島に上陸する前は絶壁の孤島、青ヶ島↓↓”
青ヶ島から船で2時間半かけて、一度経由した八丈島へ再上陸します。昼過ぎに出航したため八丈島へ着いたのは夕方ごろ。ちなみに本土からのアクセスは船旅か飛行機ですが、飛行機の場合ほんの1時間で行けるため人気リゾート地であることはいうまでもありません。
1日目、温泉、就寝。
八丈島には温泉施設が全部でなんと7箇所。温泉1日周遊券もあるので、全部入りたいですよね。
そして翌日ー
2日目、滝と温泉とくさや。
腹ごしらえを済ませた後は八丈富士に登ろうという計画でしたが、霧で視界不良のため断念。
地上は比較的晴れているのですが、標高が高くなればなるほど気温も低く、雲に覆われていくようでした。
予定を変更して向かったのはくさやのお店。伊豆諸島の伝統食といえばくさやです。歴史は江戸の昔から300年以上。古来より保存食として塩水に魚を漬ける習慣があったけど塩水に魚のエキスが加わり、旨味成分が溶け込んだ塩汁(くさや汁)が出来たことがくさやのはじまりといわれています。くさやで大事なのは圧倒的にこの「くさや汁」とのことでした。くさやの名店、長田商店さんでくさやを買ったので、夜にみんなで食べようと思う。
その後、裏見ヶ滝という滝へ向かいました。滝への道中はザ・八丈島という感じの自然。ジャングルだ。
そしてもう一つの目玉、ここには滝と温泉があるんです。その名も「裏見ヶ滝温泉」。男女混浴のため水着着用ですが、「無料」なんですね。私たち、とっても楽しみにしていました。
秘境にある高級旅館でしか入れないような、そんな贅沢さが目の前に広がっていた。
最高である。
こんな素敵な温泉に無料で入れるなんて、どうかしている、3人ともそう思った。結局僕たち以外にお客さんは来なかったので、贅沢極まりない貸切風呂だった。
そして日も落ちた。
八丈島には無料のキャンプ場(底土野営場)があり、今回の宿泊は全てここでした。2月の閑散期ではありますが、同じテントサイトに謎のテントが一つ、釣りのお兄さんたちが数組、あとはウェイウェイ系大学生。
火起こしは全て海岸で拾った木の枝や葉っぱから。キャンプ初心者の友だちだったけど、火起こしぐらい余裕っしょ、と、ドヤ顔ファイヤ。青ヶ島へ行ってしまったことで、サバイバル能力がぐんと上がってしまったのだ。
3日目、八丈富士ハイキング。
3日目のメインイベントは何と言っても八丈富士ハイキング。「富士」という名前がつくように八丈島のシンボルです。
結果論からいうと、結構タフな登山でした。地上は暑いけど登ると寒かったり体温調節も難しくてですね。
そして登山開始から約1時間、八丈島の”お鉢”と呼ばれる縁の部分に到着です。
そして次はこの”お鉢”をぐるっと一周します。植木鉢の上の縁をぐるって回るという感じ。簡単そうで、かなりタフな一周。
時間はかかりましたが、なんとかぐるっと回ることができました。これで八丈島富士登山は完全制覇!
日本ってホント不思議ですね。
下山後、お腹が空きまして昨日行ったお食事処”通”さんに再び吸い込まれます。食べたのは島名物”島寿司”。醤油ベースのタレに漬けてヅケにし、シャリはやや甘めの酢飯で握り、ワサビの代わりにカラシをのせてある郷土料理。
こうしてやりたかったことを一通りやって、八丈島の旅は終わりました。青ヶ島と合わせて、ホント良い旅でしたね。
黄色のおっちゃんは日本18周ぐらいしてるけど、青ヶ島にはまだ行けたことがないらしく、僕らが行ったと伝えるとものすごい飛びついてくれた。次の日に上陸できたかな。
約5日間、青ヶ島と八丈島の旅を敢行しましたが、とっても良かったです。天候に左右されがちな場所でしたがホントに恵まれましたし、旅と旅行が合わさったような、忘れられない思い出になりました。
東京都には合わせて62の市区町村がありますが、今回の旅を経て行った箇所は合わせて56に。残りの6つは他の伊豆諸島の島々です。できるだけ早く、行けると良いな。
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