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美しい三陸海岸に魅せられて、龍泉洞で地底の神秘を浴びる。
こんにちは、かつおです。いよいよ今日から本格的に岩手県を巡って行きます。ルート決めが中々難しいところでしたが、東西をジグザグに進みながら北から南へ南下していくことを基本線としたいと思います。
さて、今日のルートですが、
(S)久慈市→①野田村→②普代村→③田野畑村→④岩泉町→⑤葛巻町→⑥岩手町→⑦(G)八幡平市
です。それでは行ってみましょう。
①野田村
久慈の道の駅、休憩所は野宿禁止だったのでちょっと外れたベンチでおはようございますの朝。
日が明るくなるとあまちゃんののぼりに気がつきました。あまちゃんの聖地も行きたいところですがここから更に北なんですよね。
では早速出発します。
まだ日は昇ったばかり。
野田村は古来より塩の産地でしたが、その塩を盛岡や雫石、鹿角地方へと塩を運んでいました。運ぶ際に登場したのが、主に牛(ベコ)。
しかし運搬の際、牛さんが川に入ってしまって塩が溶けてしまい、怒った牛方から牛は逃亡、逃げた先のお寺でなでなでしてもらったところから「撫でべこ」という名前は来てるんだとか。今では身体堅固、交通安全、災難よけ、子宝と安産・水子観音としてご利益があり、二百年にわたって撫でベコさんは撫でられ愛されてきたそうです。
そうして朝が始まる。
三陸海岸に入り、高い高い防波堤が目に入るようになりました。
②防波堤による普代村の奇跡。
そして次に向かったのは普代村。ここでは「普代村の奇跡」と呼ばれている話があります。
話は東日本大震災に遡ります。漁業が盛んな人口約3000人の村ですが、2011年3月11日午後3時半すぎ、巨大な津波が襲いかかりました。
津波はやってきましたが、高さ15.5メートル、東北一の「防潮堤と水門」が村を救ったんですね。
防潮堤の内側にいた人の被害はゼロ。住宅への被害も一切なし。高さ15.5メートル、全長130メートルの「防潮堤」が、村人の命を救ったということです。村の北側には、同じ高さの水門(全長200メートル)があるが、こちらも川を勢いよく上ってきた津波をほぼはね返し、小学校を守ったそうです。
下は調べて見つけた記事。
「防潮堤は1970年に約6000万円(当時)をかけて造った。水門は35億円(同)で、84年に完成しました。普代村は1896年の明治三陸大津波で1010人の死者・行方不明者が出た。1933年の津波でも約600人が死傷しました。戦後、和村幸徳村長が『2度あることは3度あってはいかん』と県にひたすらお願いし、建設の運びとなった。かなりの費用がかかるので、当時は『他のことに使えばいいのに』『ここまでの高さは必要なの?』といった批判もたくさん受けましたよ。
景観を守るのか、命を守るのか、お金も時間も絡む難しい問題だけど、この話はすごいなと思いました。もちろん、防波堤を作ることだけが全てではないので何が正解かはそれぞれだけど、実際に村の人は救われたんだなと。
③一生に一度は訪れるべきと評される海岸「北山崎」ー田野畑村ー
そして次に向かったのは田野畑村。ここでは「北山崎」と呼ばれる美しい海岸の景勝地があります。
そして北山崎へやってきました。
「自然資源・海岸の部」では最高ランクの特A級に格付けされてるとのことです。
うーん凄かった。ちなみにこの辺りは「やませ」という冷たい風が吹きやすく、その時にはこの景色も海側が雲海のような景色に一変するそう。けど今日はホントに綺麗でした。
昆布のおっちゃんもいい時に来たなぁと言ってくれました。
④日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞。ー岩泉町ー
そして次に向かったのは龍泉洞という鍾乳洞。山口県の秋芳洞、高知県の龍ヶ洞と並ぶ三大鍾乳洞の一つです。
では、行ってみましょう。
そして何より龍泉洞で有名なのは「ドラゴンブルーの地底湖」です。
上の地底湖は第一地底湖ですが、水深35mあります。
美しいと同時にその魅力は世界一とも評されたことのある透明度です。えげつないです。
これは第三地底湖。水深はなんと98m。
自然は偉大だ。
外へ出た時には温度差でカメラが曇ってしまいました。
龍泉洞、圧巻の場所でした。鹿児島の沖永良部島にある鍾乳洞へ行った時にこの龍泉洞の話を先輩としたんですが、やってくるのに5ヶ月かかりました。けどこうして来れたんだってなんだか不思議な気持ち。
⑤葛巻町
そして龍泉洞の後、再び本格的に内陸を目指して行きます。この山越えをしっかりと乗り越えましょう。
昼間のいい時間だ。
⑥岩手町
そして次は岩手町へ。
岩手町の道の駅には美術館が併設されているのですが、ちょうどやっていた展示がバイク旅の展示でびっくり。
藤原さんは人生をかけて日本そして世界中をバイクで巡っている方です。
いやぁ展示を拝見したのですが、「凄すぎ」とただただ感服。日本はもとより世界中を走っていて、僕の旅なんていかに小さいかというのを思い知らされました。もちろんそれぞれに旅のスタイルがありますが、本当にこの方には敵わないなぁと。
⑦八幡平市
そしてこの日最後に向かった場所、八幡平市。はちまんたいと読みます、なかなか覚えるのに時間かかった。
名前の通り、町の北西部には八幡平というお山があります。百名山の一つなのですが、行くまでに距離があるので今日はここまで。
その後、県庁所在地である盛岡市のネットカフェにて就寝しました。沿岸部と内陸地の移動は概ね100kmほどあり大変なのですが、道は意外と走りやすいのが岩手県の特徴なのかなと気がついきました。明日も良い日になりますように。
普代のカモメは、ウミネコだと思いますよ。
ウミネコなのですね、申し訳ありません!
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