
今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【171/171】
訪れた旧市町村の数【2092/2105】 総計【2263/2276】スーパーカブの総走行距離
47851km

今日の旅先のこと
昨日は宮古島を訪れました。そして今日は久米島を目指します。どちらも飛行機旅ですし、こういう機会でなければできない旅路だろうな‥‥と思いつつ、7時45分発の便に合わせて那覇空港へ。近くの搭乗ゲートには与那国島や、南大東島の行き先もありました。すごいなあ、それぞれに、日常があるわけだよなあと。
さて、30分のフライトで久米島へ無事に到着し、9時からレンタカーの予約だったので、空港で少し作業をして待とうと思っていたら、「仁科さんいませんかー」という声が。むむっ、それ、ぼくのことですか? はい、ぼくのことでした。
飛行機の便が事前にわかるので、レンタカー屋さんが少し早い時間に迎えに来てくださったわけです。ザ・地元の方、というおじさん二人で、方言も強くてたまに聞き取れなかったり、注意事項も手書きだったり、ローカルらしさを感じつつも、「ようこそ!」とあたたかく迎えてくださって嬉しかったなあ。
「今日、欠航しなくてよかったですね」
と言われたときは、ヒヤッとしました。いまも結構強い風雨なのです。あまり考えずにきてしまったけれど、ありがたいことなのだなあと。感謝の気持ちで進むことだ、と気持ちが引き締まります。
旧具志川村(久米島町)(1/2)
さて、旧具志川村に位置する久米島空港から、そのままこの地域を巡っていきます。まずは旧具志川庁舎に着いたときでした。ついさっきまで、雨すら降っていた空から雲がサーっと消えて、西の方角へ振り向くと、大きな虹がかかっていたのです。
「虹だ!!」と思わず声が出ました。レンタカーから携帯も持たずに飛び出して、虹の方へ走りました。それから海の方へと走りました。今回の旅で出会った虹の中で、いちばん大きな虹だったのです。誇張ではなく、素直にそう思ったのでした。
そもそも今日は一日中、雨だと思っていたのです。欠航しなくてよかったねと言われたばかりですし。それなのに、青空と、大きな虹‥‥。なんてありがたい光景だろうと、ひとりで涙もろくなり、勝手に泣いてやがるのでした。虹に向かって小さな会釈を。旅路は今日を残して、あと3日を予定していました。あの虹を見て、あと3日間、大丈夫だと言ってもらえた気がしたのです。
その後、「五枝の松」という場所にも訪れました。松の葉は山のようで、幹は太く枝は四方八方に伸び、生き生きとした姿。巨大な盆栽の前に、立っているかのようでした。そばにあったお土産屋でレジの方の雰囲気がやさしくて、仲良くなってお話を伺うと、この松の木はとても尊く、遠くから参拝に来られる方も多いのだと。
さて、30分のフライトで久米島へ無事に到着し、9時からレンタカーの予約だったので、空港で少し作業をして待とうと思っていたら、「仁科さんいませんかー」という声が。むむっ、それ、ぼくのことですか? はい、ぼくのことでした。
飛行機の便が事前にわかるので、レンタカー屋さんが少し早い時間に迎えに来てくださったわけです。ザ・地元の方、というおじさん二人で、方言も強くてたまに聞き取れなかったり、注意事項も手書きだったり、ローカルらしさを感じつつも、「ようこそ!」とあたたかく迎えてくださって嬉しかったなあ。
「今日、欠航しなくてよかったですね」
と言われたときは、ヒヤッとしました。いまも結構強い風雨なのです。あまり考えずにきてしまったけれど、ありがたいことなのだなあと。感謝の気持ちで進むことだ、と気持ちが引き締まります。
旧具志川村(久米島町)(1/2)
さて、旧具志川村に位置する久米島空港から、そのままこの地域を巡っていきます。まずは旧具志川庁舎に着いたときでした。ついさっきまで、雨すら降っていた空から雲がサーっと消えて、西の方角へ振り向くと、大きな虹がかかっていたのです。
「虹だ!!」と思わず声が出ました。レンタカーから携帯も持たずに飛び出して、虹の方へ走りました。それから海の方へと走りました。今回の旅で出会った虹の中で、いちばん大きな虹だったのです。誇張ではなく、素直にそう思ったのでした。
そもそも今日は一日中、雨だと思っていたのです。欠航しなくてよかったねと言われたばかりですし。それなのに、青空と、大きな虹‥‥。なんてありがたい光景だろうと、ひとりで涙もろくなり、勝手に泣いてやがるのでした。虹に向かって小さな会釈を。旅路は今日を残して、あと3日を予定していました。あの虹を見て、あと3日間、大丈夫だと言ってもらえた気がしたのです。
その後、「五枝の松」という場所にも訪れました。松の葉は山のようで、幹は太く枝は四方八方に伸び、生き生きとした姿。巨大な盆栽の前に、立っているかのようでした。そばにあったお土産屋でレジの方の雰囲気がやさしくて、仲良くなってお話を伺うと、この松の木はとても尊く、遠くから参拝に来られる方も多いのだと。

























旧仲里村(久米島町)(2/2)
次に向かったのは、東側の旧仲里村です。まずは、島の代表的な史跡でもある、宇江城城跡へ。築かれた石垣は島の安山岩を活用した独特のもので、見応え十分。風がビュービューと強くて飛ばされそうでしたが、それでもこの風を浴びられることがありがたいし、眺望も雲ですべてが見えるわけではなくても、高低差のある陸地と海の様子が見えて、久米島らしい美しさだなあと。
ちなみに、久米島で一番偉かったとされる、君南風(チンベー)様の紹介も見つけました。
その後、奥武島の畳石にも向かってみます。前回久米島へ訪れた際にもここへ来ていましたが、説明文を読むと、畳石が柱状節理の岩のように、縦長で長細く地中に埋まっていると知って、すごいなあと。
それから久しぶりにゆっくりと時間を気にせず、お昼ごはんを食べられました。地元の食事処に入って、豆腐チャンプルー定食を。豆腐は表面だけ少し炒られていて、程よく固く、やさしい味でした。アオサ入りのお味噌汁、舌先で溶けるようなお刺身と、もう、とっても美味しくいただきました。
次に向かったのは、東側の旧仲里村です。まずは、島の代表的な史跡でもある、宇江城城跡へ。築かれた石垣は島の安山岩を活用した独特のもので、見応え十分。風がビュービューと強くて飛ばされそうでしたが、それでもこの風を浴びられることがありがたいし、眺望も雲ですべてが見えるわけではなくても、高低差のある陸地と海の様子が見えて、久米島らしい美しさだなあと。
ちなみに、久米島で一番偉かったとされる、君南風(チンベー)様の紹介も見つけました。
その後、奥武島の畳石にも向かってみます。前回久米島へ訪れた際にもここへ来ていましたが、説明文を読むと、畳石が柱状節理の岩のように、縦長で長細く地中に埋まっていると知って、すごいなあと。
それから久しぶりにゆっくりと時間を気にせず、お昼ごはんを食べられました。地元の食事処に入って、豆腐チャンプルー定食を。豆腐は表面だけ少し炒られていて、程よく固く、やさしい味でした。アオサ入りのお味噌汁、舌先で溶けるようなお刺身と、もう、とっても美味しくいただきました。

























久米島の旧市町村をふたつ、無事に巡ることができました。帰りのフライトまで少し時間が余ったので、海の見える広場で仮眠したり、ラジオ体操をしたり。寝ることや体を動かすこと、原点がいちばん気持ちいいですね。時間を気にせずに寝そべることができて、気持ちよかったなあ。やっぱり、そういう時間が不足していたと思うのです。1月から、ずっと気を張り続けてきて、久しぶりにホッとできた時間でした。



本日のひとこと
那覇に戻り、ゆいレールで席をおじいさんに譲った際、その方がおそらく観光客の方で、「沖縄の人はやさしいねえ!」と言ってくれました。たしかに沖縄の人はやさしいよなあ! とぼくも強く思いました。
那覇に戻り、ゆいレールで席をおじいさんに譲った際、その方がおそらく観光客の方で、「沖縄の人はやさしいねえ!」と言ってくれました。たしかに沖縄の人はやさしいよなあ! とぼくも強く思いました。
旅を応援してくださる方へ

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら
(終わり。次回へ続きます)
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