ふるさとの手帖

市町村一周の旅

宝達志水町のふたつのまちへ。【旧市町村一周の旅(石川県)|4月16日―741日目】

宝達志水町のふたつのまちへ。【旧市町村一周の旅(石川県)|4月16日―741日目】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【171/171】

171/171
100.00%
訪れた旧市町村の数【2085/2105】
2085/2105
99.05%
総計【2256/2276】
2256/2276
99.12%

スーパーカブの総走行距離
47851km

旧志雄町→旧押水町、の2つ。
今日の旅先のこと
朝6時ごろには春雷が鳴っていましたが、出発する7時過ぎには日差しが戻り、分厚い雲の隙間から天使のはしごが降りていました。とはいえ、変わりやすい天気模様のようで、雨にも降られたり。そして、今日は宝達志水町の旧市町村へ。石川県の旅もいよいよ最後になりました。それでは振り返っていきましょう。


志雄町しおまち(宝達清水町)(1/2)
朝は、宿を取っていた和倉温泉から、宝達志水町の旧志雄町まで、のと里山海道を通っての移動です。宿の朝食バイキングを我慢して、早く出発したのですが、のと里山海道で途中、原因不明の渋滞が。少しずつ進んでいくので、事故のような気がするな‥‥焦らないようにと気持ちを抑えながら徐々に進んでいくと、やはり事故が発生していたのでした。それを抜けてからは、無事に車の流れが戻ってひと安心です。対向車線もかなりの渋滞ができていたので、大変かもしれないなあと。何はともあれ、早く出発しておいて良かったと思ったのでした。

旧志雄町では宝達志水町役場の周辺へやってきました。空がとても変わりやすく、10分でも5分でもなく、たった3分で急変するような天気で。それを頭の中で計算して、「いまなら!」という晴れたタイミングで飛び出して、帰ってくる頃には土砂降りになっているのでした。

市街地は昔ながらの気配も漂っていて、家並みはとても渋い。近くには子浦川が流れ、川を挟んだ向こう側は低い山並みと、その手前の田んぼの風景が穏やかに広がっていました。
旧志雄町へ。
雲が迫ってきている。
宝達志水町役場。
チューリップだ。
雨が降ってきた。
閉町記念碑。
カブトムシだ。
押水町おしみずまち(宝達清水町)(2/2)
旧志雄町から南へ進み、旧押水町にやってきました。まずは宝達駅の周辺を散策してみます。雨上がりで路面が濡れた住宅地はどことなく懐かしく、小さなチューリップ畑も。また、景色のひらけた場所からは、能登半島最高峰の宝達山も眺めることができました。

そして、最後に向かったのは、伝説の森公園(モーゼパーク)です。モーゼといえば、神がモーゼに与えたとされる「モーゼの十戒」が有名ですが、この伝説の森公園では、そのモーゼが古墳に葬られているというのです。もちろん、信じるかどうかはあなた次第なのですし、オカルト的なものに猛烈な関心があるわけではありませんが、ひとまず公園の駐車場に着き、木々生い茂る森を登っていきます。

ひとりで森の遊歩道を進むのは、怖くて嫌なんだよなあと思いつつ、しばらく進んでいくと、確かに「モーゼのお墓」と書かれた場所が。そこにでこぼこした中くらいの石がひとつ。さらに、お酒もお供えされていました。モーゼ、シナイ山、天浮船‥‥と能登にこうした想像もつかない世界のエピソードがあるというのも、不思議なものです。
宝達駅。
たくさん水が溜まってる。
宝達山の方向。
伝説のモーゼパークへ。
ひとりで歩くには少し怖い。
あと20m先に、古墳(お墓)があったのでした。
そして、旧押水町を訪れたのち、金沢まで戻ってレンタカーを返却し、神戸空港まで移動して、当日のフライトで沖縄県の那覇空港まで飛びました。この移動をスムーズにできるかどうかはターニングポイントだったので、かなりプレッシャーもありましたが、まずは無事に移動できてホッとしています。

何より、今日をもって石川県の旅を無事に終えさせていただくことができました。能登半島においてはいまもなお、日常に不安を抱えながらも、骨惜しみせず支え合い、日々の生活を営まれている方々がたくさんいらっしゃいます。そういうことを、自分があたかも知っているかのようなフリをすることはできません。ただ、自分が知らないということを知り、さらにできる限り、いま自分なりにできることを続けなければならないと、小さく思うばかりです。
本日のひとこと
旧市町村一周の旅は、残すところ沖縄県と鹿児島県の2県となりました。移動が無事にできることを祈りつつ、ベストを尽くしましょう。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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