ふるさとの手帖

市町村一周の旅

香川県の内陸のまちを巡ろう。【旧市町村一周の旅(香川県)|4月2日―727日目】

香川県の内陸のまちを巡ろう。【旧市町村一周の旅(香川県)|4月2日―727日目】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【170/171】

170/171
99.42%
訪れた旧市町村の数【2007/2,101】
2007/2101
95.53%
総計【2177/2,272】
2177/2272
95.82%

スーパーカブの総走行距離
47539km

旧香川町→旧香南町→旧塩江町→旧綾上町→旧綾南町→旧綾歌町、の6つ。
今日の旅先のこと
この日は雨のスタートでした。合羽を着て高松市から綾川町、丸亀市の旧市町村へ進んでいきます。それぞれ小さなまちで、なかなか気づくことのできなかった土地でした。それでは振り返っていきましょう。


香川町かがわちょう(高松市)(1/6)
高松市街地で宿を取っていたので、南へ進み、旧香川町を目指しました。ただ、高松市の瓦町あたりの交通渋滞がすごくて、市街地を抜けるまでにかなり時間がかかって。特に踏切待ちが長くて、日常的なのだろうなあと。

そして、12kmほど移動して、旧香川町の市街地へ。総合センターの近くには「龍満池」という大きな池があり、その周囲は桜が満開で、多少の雨は気にならないくらい綺麗に感じられます。

市街地全体は住宅地と畑が多く広がっていて、高松市街地よりは、ゆったりとした落ち着いた雰囲気でした。知り合いの方にうどんの名店があると
教えていただいていたのですが、まだ朝早くてお店は閉まっていたので、またのリベンジということで、楽しみをとっておこうと思います。
旧香川町へ。
龍満池。
家並み。
畑も。
香南町こうなんちょう(高松市)(2/6)
次にやってきたのは、旧香南町。香川町のすぐ西にあって、移動も3km足らず。でも、それぞれ合併前は町としての行政区分を持っていたわけですから、歴史を有しているわけだよなあと思います。

元々の由佐城跡内にある「香南歴史民俗郷土館」に入ってみました。香南町を中心とした歴史が紹介されていて、主に気になったのはため池のこと。かつて香南町には171ものため池があり、すべての池に名前がついていて、農業用水として活用されていたと。それは地域全体で降水量が少なく、なおかつ海までの川の流れが短いことで、農業用水を得ることが難しかったという特有の地形が関わっていました。水争いをしないために、協力しあい、知恵を出し合ったと。今ではダムができたことで、水の苦労もだいぶ減ったということです。
旧香南町へ。
由佐城跡は、郷土資料館になっている。
正面には温故知新。
香南町とため池。
昔の農具なども。
まちも少し散策しました。
カタツムリだ〜! と。
塩江町しおのえちょう(高松市)(3/6)
次にやってきたのは、旧塩江町。ここまで、高松市の散策ではあまり「山」を意識することはなかったのですが、旧塩江町へ向かっていくと、緩やかに山が近づいて、内陸部の地形らしさを感じられます。さらにずーっと南へ進むと峠を越えて徳島県の美馬市へ入るので、不思議な感覚でもあります。今回は東西の往復で美馬市を巡ったので、南の方角に美馬市があるというのが、なかなか新鮮というか。

さて、旧塩江町では「道の駅 しおのえ」や周辺を散策しました。温泉郷という紹介もあって、いくつか日帰り入浴できる施設もあるみたい。「高松の奥座敷」と呼ばれていたとは、これまで知りませんでした。ゆっくり塩江温泉に浸かるお出かけも、とっても良さそうですよね。
旧塩江町へ。
湯愛の里しおのえ。
うどんだけではなくて、そばも売りにしてた。
塩江温泉は行基が開いたと。
温泉をひらく、ってどういう感じだったんだろうなあ。
心やさしくたくましく。
野菜美味しそうだなあ。
地元のおにぎりをいただきました。
近くにはダムもあった。
綾上町あやかみちょう(綾川町)(4/6)
旧塩江町から18kmほど移動して、旧綾上町へ向かいました。たった18km、という感じかもしれませんが、香川県の旅だとなんだか少しだけ長く感じられます。ひとつのまちの移動で100kmあることもあるわけで、人間の感覚というものは、曖昧だなあと感じずにはいられません。

一度は止んでいた雨も、再び降り始めました。曇り空ではあったものの、綾川の流れの先に、こんもりとした富士山みたいな山が見えて、印象的だなあと。おそらく丸亀市の飯野山ではないかと思うのですが、ひとつでもそういう印象的な山が見えると、そのまちらしさを感じたりします。

市街地はのんびりとした雰囲気で、綾上という地名も残っており、この地を中心としたまちがあったのだなあと感じられます。川沿いなので、昔は舟運があったのかなあとも思ったり。
綾上支所。
たぶん、飯野山だ。
やさしいことば。
綾川が流れる。
綾南町りょうなんちょう(綾川町)(5/6)
次に向かったのは、旧綾南町。「綾」という文字がついているけれど、「りょう」と読むので、少しだけ慣れが必要ですよね。先ほどは「綾上あやかみ」で、地名通り綾川を南へ下った先に、旧綾南町は広がっていました。

移動距離は5kmほどだったのですが、それでも住宅地の数は全体的に増えたように感じられて、どうやら大きなイオンモールもあるようです。「滝宮天満宮」へ訪れてみて、その後「道の駅 滝の宮」へ立ち寄ると、先ほどの滝宮天満宮に関する「念仏踊り」の銅像が。雨乞いと五穀豊穣を願う、1000年以上続く神事とのことで、歴史が1000年続くのは、簡単なことではないよなあと思うばかりです。
綾川町役場。
まちを散策する。
ことでんの滝宮駅。
あやべえとたきひめ。って昔話のタイトルみたい。
念仏踊りの銅像だ。
左手に滝宮天満宮がある。
綾歌町あやうたちょう(丸亀市)(6/6)
最後にやってきたのは、旧綾歌町。綾の文字の地名が続くけれど、こちらは丸亀市です。落ち着いた町並みが広がっていて、市民総合センターから自由に散策していくと、緩やかな斜面に桃の花がびっしりと咲き誇り、とっても牧歌的な雰囲気が広がっていました。小鳥のさえずりも絶好調で、梅や桜とはまた違う良さが感じられて。この日は曇り空でしたが、もし晴れの日だったら、なかなかこの場を離れられないかもしれないなと思ったり。

それに、今回は訪問しませんでしたが、レオマワールドの観覧車も見えて(たぶん)、岡山で生活していると、CMか何かでよくレオマワールドという言葉を聞いていたので、ここにあるのだなあと。もしかしたら、小さな頃に親に連れて行ってもらったことがあるのかもしれないけれど、たぶん、まだ行ったことないよなあ。
綾川町と丸亀市の境界に位置する羽床富士。
そして、丸亀市の旧綾歌町へ。
桃の花がとても美しかった。
奥の山は、たぶん飯野山。
住宅と田んぼと。
市民総合センター。
というわけで、今日の散策はここまで。旧綾歌町を訪れたあとは、琴平町にて滞在しました。おすすめのお店を紹介してもらっていたので、夜に行けたらいいなと思っていたら、貸切営業の立て札が。「こんぴら歌舞伎」のシーズンなので、もしかしたら歌舞伎役者さんたちが来るのかもしれないな、と思ったのでした。
本日のひとこと
散歩中のとっても大きなサモエドとすれ違って、すごく可愛いなあと思って見ていたら、ゥーワンッ! と。
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(終わり。次回へ続きます)

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