ふるさとの手帖

市町村一周の旅

淡路島を巡りきって、姫路まで行こう。【旧市町村一周の旅(兵庫県)|2月18日―684日目)】

淡路島を巡りきって、姫路まで行こう。【旧市町村一周の旅(兵庫県)|2月18日―684日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【160/171】

160/171
93.57%
訪れた旧市町村の数【1819/2,098】
1819/2098
86.70%
総計【1979/2,269】
1979/2269
87.22%

スーパーカブの総走行距離
43950km

旧三原町→旧緑町→洲本市→旧津名町→旧東浦町→姫路市、の6つ。
今日の旅先のこと
この日は旧南淡町(南あわじ市)を出発し、反時計まわりに淡路島の一周を目指します。そして、再び船で明石に戻ってからは、姫路市街地まで移動しました。それでは振り返っていきましょう。


三原町みはらちょう(南あわじ市)(1/6)
旧南淡町を8時に出発。無理せずUターンしていこう。

最初に向かったのは旧三原町。南あわじ市役所も位置しているので、南あわじ市の中心的なまちだと思う。道中は、地元の中高生がたくさん通学していて、市役所の近くに着くと、今度は駐車場から歩いて役所に向かっている人でいっぱい。市役所の裏手に上がると、やや台地の地形に畑とのどかな風景が広がっていた。

そして、「おのころ島神社」にも訪れてみる。淡い赤色の鳥居がものすごく大きくて、人間が小人になってしまうサイズ感だ。境内はとても明るい雰囲気で、清々しかった。「おのころ島」というのは、国生みの神話で最初につくられたとされる島である。淡路島では、テーマパークにONOKOROという言葉がついていたり、馴染み深い言葉になっているなあと感じる。
旧三原町へ。
南あわじ市役所。
田んぼよりも畑が多いと感じる。
木の下にお地蔵さまかな。
広々と。
おのころ島神社。大きな鳥居だった!
緑町みどりちょう(南あわじ市)(2/6)
次に目指したのは、旧緑町。市街地の広田周辺へ向かってみる。国道沿いに進むと落ち着いたまちなみが現れた。ただ、国道沿いの雰囲気と、国道から外れた住宅地の雰囲気は、だいぶ違うように思う。国道沿いは国道沿いっぽい雰囲気になるから。

住宅地をひと通り歩いてみたあと、遠目に梅林の様子が見えて、あれ? ちょっとだけ咲いてる? と思った。ほんのわずかに、ピンク色がうっすら見えるような気がするのだ。先日訪れた奈良市の月ヶ瀬梅林では、まだほとんど咲いていなかったので、そのイメージが強かったものの、淡路島の方がやはり暖かいということなのかな。

と、せっかくだから行ってみると、全体としては1割に満たないぐらいではあったけれど、咲いている梅が数本あった。おじさんが梅まつりの準備をしているようで、挨拶をすると、「新聞社の方ですか?」と。確かに、新聞社の方は、季節に敏感だもんなあ。
旧緑町へ。
淡路島ばぁむ、おいしそう。
緑庁舎。
橋にも梅だ。
暮らしの場。
梅まつり。行ってみよう。
準備中。
ぜんたいとしては、ほんの少し。
でも、立派に咲いている木もあった。
洲本市すもとし(3/6)
次に向かったのは洲本市街地。まずはやっぱり、洲本城跡に訪れてみようと。一度訪れたこともあって、城からは眺望も良かったはずだから。

市街地を抜けて、城跡への山道に入ると、かなりの急坂だった。そして、城跡に着くと立派な石垣に見惚れてしまう。天守周りだけではなく、あちこちに石垣が残っているのがいいし、一見ゴツゴツと荒っぽく見えるけれど、丁寧に積まれているなあと。

天守のそばからは、洲本のまちなみもよく見えた。山の裾野まで建物がびっしりと埋まっていて、右手に見える海も気持ちいい! 城は小さいけれど、原付のナンバープレートにも洲本城がデザインされていて、やはりシンボリックなお城なのだなあと感じたのだった。

それから市街地を散策すると、これまでの淡路島の中ではかなり大きなまちなので、都会に来たという感じがする。アーケード街もあり、その左右にはレトロなこみちも広がっていて、カフェ、陶器屋さん、バー、食堂、といろいろお店があって、いいなあと。
洲本城跡へ。
石垣に木が。
ちょっと小さめの天守だ。でも、1928年に再建されたという古さ。
海は気持ちいいなあ。
まちと山と。
洲本市街地へ。
アーケード街だ。
あっちも、こっちも、懐かしい雰囲気だった。
津名町つなちょう(淡路市)(4/6)
洲本市街地から東の海岸線を進み、旧津名町へ向かっていく。左手に山が続く風景が続いた中で、旧津名町の市街地が見えてくると、ようやく景色が少しひらけた。暮らしの中に、低くなだらかな山がそばにあると感じる。

集落はなつかしい雰囲気もあれば、新しい住宅地もできていた。海も近いので、港もいくつかあるようだ。同じ淡路市で、島の反対側の旧一宮町には、10km足らずで向かうこともできるので、島の北側はだんだん細い地形になっていることも、あらためて感じられた。
旧津名町へ。
すごい、派手な絵だ。
海も近い。
淡路市役所。
東浦町ひがしうらちょう(淡路市)(5/6)
淡路島巡りも、これでラストになる。最後にやってきたのは旧東浦町で、右手に海を眺めつつ、市街地に入った。「道の駅 東浦ターミナルパーク」に立ち寄ってみると、バスターミナルも併設されていて広い。屋外には玉ねぎがたくさん売られてあって、やっぱり淡路島で玉ねぎを見ると欲しくなる。

市街地は国道沿いから少し細い道に入ると、落ち着いた住宅地だった。淡路島をここまで巡ってきて、暮らしの規模感みたいなものは、全体的にほど良いよなあと感じる。明石海峡大橋が開通して以降の変化も、きっと関わりがあるのだろうなあ。
東浦事務所。
落ち着いた暮らし。
道の駅 東浦ターミナルパーク。
玉ねぎ、まとめ買いしたくなる。
愛と和。
姫路市ひめじし(6/6)
旧東浦町を巡り終えたのは13時過ぎで、往路と同じ岩屋港へ戻り、14時発の便に乗って、再び明石港へ。乗船前に、係のおっちゃんとルートの話になり、反時計回りに巡ったことを話すと、「西回りは潮が大丈夫だったか?」と。確かに風はかなり強かった。「午後だったら、もっと風が強くて潮がザブーン! て道に溢れたかもね」と。特に風が強かった西の海岸線は午前中に通過していたので、結果的に良かったのかもしれない。

さあ、明石港に着いてからは、40kmの移動で姫路へ。できるだけバイパスよりも小さな道を通って、16時ごろ無事に到着できた。姫路駅近くの駐輪場の係のお父さんはすごく物腰のやわらかい方で、お話をしてたのしかった。
そして、姫路城まで散策してみる。もう、天守の見学は16時で終わったけれど、周辺は17時まで開門されていて、城の背景はちょうど分厚い雲が抜けたタイミングで、青空がものすごく綺麗だった。それに、前回訪れたときは城の美しさばかりに気を取られていたけれど、お城周りの広さが城の存在感を引き立てている気がしてならない。皇居外苑でも、空が広く感じるぐらいの広場であることが、清々しさにつながっている気がするし、石垣やお堀、姫路駅までの動線と、やっぱり全体を含めて姫路城は素晴らしいのだなあと。
ありがとう、淡路島!
姫路市街地へ。
射楯兵主神社。
姫路城だ。
石垣もお堀も、素晴らしいなあ。
向こうは雪だ。
姫路駅の山陽電車側。
というわけで、今日の散策はここまで。淡路島を巡り、無事に姫路までやってくることができて、ホッとしています。そして、明日は朝から再び船旅となります。早く寝て、明日に備えましょう。
本日のひとこと
125cc以下のバイクでは、淡路島と明石は船で移動できるけれど、淡路島から徳島へは向かうことができません。明石海峡大橋も、大鳴門橋も、偉大だなあ。
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(終わり。次回へ続きます)

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