
今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【160/171】
訪れた旧市町村の数【1782/2,099】 総計【1942/2,270】スーパーカブの総走行距離
43335km

今日の旅先のこと
今日も再び、山間部への旅が続きます。特に旧花園村まではとても遠く、知らない土地の暮らしに驚くばかりです。それでは振り返っていきましょう。
旧吉備町(有田川町)(1/6)
いつもより早く、朝7時前に出発した。泊まっていた御坊市から、まずは国道42号線を北上していく。この国道42号線が、地理的に山を越えるルートだったので、かなり苦手意識を持っていた。速度の出る交通量の多い山道は、カブの苦手とするところである。でも、早朝だったことが幸いして、まだ通勤ラッシュよりは車の数も少なくて、助かった。走りながら、朝焼けもとても綺麗だった。
山を二つ越えて、無事に旧吉備町に入ることができた。高速道路の近くのエリアにはチェーン店もいろいろと集まっていて、役場の方まで進むと住宅街が広がっている。新しい戸建ても多く、もしかしたら和歌山市が通勤エリアの人もいるのかなと。その住宅街の合間には、果樹園が混ざっていた。むしろ順番的には、果樹園があって、その合間に住宅が建ったのだろう。果樹園と住宅地が隣り合っている光景はなかなか見ないし、和歌山らしさを感じる。
旧吉備町(有田川町)(1/6)
いつもより早く、朝7時前に出発した。泊まっていた御坊市から、まずは国道42号線を北上していく。この国道42号線が、地理的に山を越えるルートだったので、かなり苦手意識を持っていた。速度の出る交通量の多い山道は、カブの苦手とするところである。でも、早朝だったことが幸いして、まだ通勤ラッシュよりは車の数も少なくて、助かった。走りながら、朝焼けもとても綺麗だった。
山を二つ越えて、無事に旧吉備町に入ることができた。高速道路の近くのエリアにはチェーン店もいろいろと集まっていて、役場の方まで進むと住宅街が広がっている。新しい戸建ても多く、もしかしたら和歌山市が通勤エリアの人もいるのかなと。その住宅街の合間には、果樹園が混ざっていた。むしろ順番的には、果樹園があって、その合間に住宅が建ったのだろう。果樹園と住宅地が隣り合っている光景はなかなか見ないし、和歌山らしさを感じる。











旧金屋町(有田川町)(2/6)
旧吉備町から東へ進み、旧金屋町に向かう。有田川が東西に流れているので、大きな山越えはなくそのまま旧金屋町に入った形だ。それでも金屋は金屋らしいまちだった。有田川のそばには懐かしい本町通りが広がっている。そして、周囲は果樹園も多い。おしゃれなピザ屋さんもあったり、花々が綺麗に植えられていたり、穏やかな暮らしを感じる。
また、有田川沿いに進んでいくと温泉もあるようだ。ただ、およそ市街地までが平野部という感じで、それよりも上流は山間部になる。有田川を地図で見ていても、かなりウネウネと蛇行していて、険しい川だなあと思わされる。
旧吉備町から東へ進み、旧金屋町に向かう。有田川が東西に流れているので、大きな山越えはなくそのまま旧金屋町に入った形だ。それでも金屋は金屋らしいまちだった。有田川のそばには懐かしい本町通りが広がっている。そして、周囲は果樹園も多い。おしゃれなピザ屋さんもあったり、花々が綺麗に植えられていたり、穏やかな暮らしを感じる。
また、有田川沿いに進んでいくと温泉もあるようだ。ただ、およそ市街地までが平野部という感じで、それよりも上流は山間部になる。有田川を地図で見ていても、かなりウネウネと蛇行していて、険しい川だなあと思わされる。










旧清水町(有田川町)(3/6)
旧金屋町から、旧清水町の市街地まで、30km弱離れていた。同じ有田川町でありながらも、かなりの距離だ。そして、旧清水町は有田川の上流部に位置するまちなので、山をかなり登っていく。途中でパッと集落が現れたりすると、ここにも暮らしがあるのだなあと毎回驚かされた。
やっと、市街地に近づいたところで、「あらぎ島」を見に行った。有田川が大きくカーブする内側につくられた扇形の棚田だ。展望台から眺めると、川と一体化したような見たことのない不思議な形の棚田だった。棚田には軽トラも停まっていて、作業をしている人たちがいる。ほんとうに、いろんな景色や暮らしがあるものだなあ。
旧金屋町から、旧清水町の市街地まで、30km弱離れていた。同じ有田川町でありながらも、かなりの距離だ。そして、旧清水町は有田川の上流部に位置するまちなので、山をかなり登っていく。途中でパッと集落が現れたりすると、ここにも暮らしがあるのだなあと毎回驚かされた。
やっと、市街地に近づいたところで、「あらぎ島」を見に行った。有田川が大きくカーブする内側につくられた扇形の棚田だ。展望台から眺めると、川と一体化したような見たことのない不思議な形の棚田だった。棚田には軽トラも停まっていて、作業をしている人たちがいる。ほんとうに、いろんな景色や暮らしがあるものだなあ。











旧花園村(かつらぎ町)(4/6)
今日のルートでは山場のひとつである、旧花園村へ向かう。理由は雪だ。高野山町の手前に位置する旧村で、最初に位置を確認したとき、「ここにもまちが!」と驚いた。SNSで積雪情報を見ても、冬は雪が少なくはない様子で、先ほどの旧清水町でも、まだ少し残雪が残っていた。なので、路面がなんとか無事な状態であれば、という気持ちで向かっていった。
旧清水町も、相当な山間部のまちだけれど、旧花園村はここからさらに遠かった。上り坂なので、平面の地図で見るよりも遠いのだ。そして、市街地は小さな集落だった。雪は、ギリギリ大丈夫。でも、残雪はごくふつうに残っていた。とても静かで、有田川がそっと流れている。あまりに体が冷えて、トイレにどうしても行きたくて、役場支所のお手洗いをお借りした。館内がものすごく暖かかった。
今の季節だと、訪れるのが精一杯だったけれど、夏に訪れればまた違う印象なのだろうなあと思う。すてきな温泉と宿泊施設もある。何より、日本は広いと思うばかりだ。
今日のルートでは山場のひとつである、旧花園村へ向かう。理由は雪だ。高野山町の手前に位置する旧村で、最初に位置を確認したとき、「ここにもまちが!」と驚いた。SNSで積雪情報を見ても、冬は雪が少なくはない様子で、先ほどの旧清水町でも、まだ少し残雪が残っていた。なので、路面がなんとか無事な状態であれば、という気持ちで向かっていった。
旧清水町も、相当な山間部のまちだけれど、旧花園村はここからさらに遠かった。上り坂なので、平面の地図で見るよりも遠いのだ。そして、市街地は小さな集落だった。雪は、ギリギリ大丈夫。でも、残雪はごくふつうに残っていた。とても静かで、有田川がそっと流れている。あまりに体が冷えて、トイレにどうしても行きたくて、役場支所のお手洗いをお借りした。館内がものすごく暖かかった。
今の季節だと、訪れるのが精一杯だったけれど、夏に訪れればまた違う印象なのだろうなあと思う。すてきな温泉と宿泊施設もある。何より、日本は広いと思うばかりだ。










旧美里町(紀美野町)(5/6)
まずは無事に旧花園村へ訪れることができてホッとしつつも、まだ、油断はできないと思っていた。旧美里町へ向かうルートで峠のトンネルを越えるので、その周辺は気をつける必要があると思っていたのだ。ゆっくりとトンネルを抜けると、やはり雪が残っていて、それでも路面は溶けていたので助かった。またゆっくり、ゆっくり下って国道まで出る。そこまで降りることができて、ようやくひとつ呼吸を置く。もちろん、その後も安全運転で進むことは変わらない。
そして、市街地は貴志川沿いに広がっていて、ものすごく谷深い地形だった。川に降りられるような高低差ではなく、とても長い時間を経て削られていったのかなあと。市街地を歩いていると、神野市場という地名もあって、なんだろうと。かつての市場ということは、何かのルートがあったはずだ。と考えてみて、あるとすれば高野山かな? と思案していたところ、「高野西街道」の看板を見つけた。ここから高野山までは、30kmほどある。しかも山道だし、昔の人たちは健脚だ。
まずは無事に旧花園村へ訪れることができてホッとしつつも、まだ、油断はできないと思っていた。旧美里町へ向かうルートで峠のトンネルを越えるので、その周辺は気をつける必要があると思っていたのだ。ゆっくりとトンネルを抜けると、やはり雪が残っていて、それでも路面は溶けていたので助かった。またゆっくり、ゆっくり下って国道まで出る。そこまで降りることができて、ようやくひとつ呼吸を置く。もちろん、その後も安全運転で進むことは変わらない。
そして、市街地は貴志川沿いに広がっていて、ものすごく谷深い地形だった。川に降りられるような高低差ではなく、とても長い時間を経て削られていったのかなあと。市街地を歩いていると、神野市場という地名もあって、なんだろうと。かつての市場ということは、何かのルートがあったはずだ。と考えてみて、あるとすれば高野山かな? と思案していたところ、「高野西街道」の看板を見つけた。ここから高野山までは、30kmほどある。しかも山道だし、昔の人たちは健脚だ。













旧野上町(紀美野町)(6/6)
最後にやってきたのは、旧野上町。紀美野町の市街地にあたる。到着する頃には雨が強くなってきた。でも、雪ではなくて雨であることがありがたく感じられる。市街地は坂も多く、ちょっとでこぼこした地形のような。でも、今日はかなりの山間部へ訪れたので、だいぶ山を下ってきたなあという印象が強かった。
最後に、今日の御礼参りに野上八幡宮さんへ立ち寄った。社殿の正面には大きく、地元の美術部の高校生たちが奉納したという絵が飾られている。毎年奉納しているとのことで、今年は干支の蛇だ。そのことを紹介した新聞記事も読んで、ほっこりした気持ちになった。
最後にやってきたのは、旧野上町。紀美野町の市街地にあたる。到着する頃には雨が強くなってきた。でも、雪ではなくて雨であることがありがたく感じられる。市街地は坂も多く、ちょっとでこぼこした地形のような。でも、今日はかなりの山間部へ訪れたので、だいぶ山を下ってきたなあという印象が強かった。
最後に、今日の御礼参りに野上八幡宮さんへ立ち寄った。社殿の正面には大きく、地元の美術部の高校生たちが奉納したという絵が飾られている。毎年奉納しているとのことで、今年は干支の蛇だ。そのことを紹介した新聞記事も読んで、ほっこりした気持ちになった。











というわけで、今日の散策はここまで。無事に終えられて、ホッと深呼吸。とてもありがたいことでした。そして、しっかりと寝て、またさらさらとさっぱりした心持ちで、明日も進んでいきましょう。
本日のひとこと
旧美里町でもトイレが我慢できず、美里支所で尋ねてお借りしたのですが、職員さんの視線を一斉に浴びてものすごく目立ちました。でも、それもまったく厭わないぐらい限界だったのです。体がほんとうに冷えていましたから。
旧美里町でもトイレが我慢できず、美里支所で尋ねてお借りしたのですが、職員さんの視線を一斉に浴びてものすごく目立ちました。でも、それもまったく厭わないぐらい限界だったのです。体がほんとうに冷えていましたから。
旅を応援してくださる方へ

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら
(終わり。次回へ続きます)
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