ふるさとの手帖

市町村一周の旅

広い津市を巡ろう。【旧市町村一周の旅(三重県)|1月27日―662日目)】

広い津市を巡ろう。【旧市町村一周の旅(三重県)|1月27日―662日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【133/171】

133/171
77.78%
訪れた旧市町村の数【1727/2,098】
1727/2098
82.32%
総計【1860/2,269】
1860/2269
82.00%

スーパーカブの総走行距離
42366km

津市→旧美里村→旧白山町→旧美杉村→旧一志町→旧久居市、の6つ。
今日の旅先のこと
寒い。そして、久しぶりの曇り空です。ダウンを追加で重ね着しました。元々、一週間前までは雨予報で、数日前になって、夜までは雨が持ち堪えそうな天気予報になった日でした。いずれにせよ、雨には遭わずに巡ることができたら。広い津市の旧市町村を巡って行きます。それでは振り返っていきましょう。


津市つし(1/6)
宿は久居で取っていたので、そこから津市街地へ向かっていく。距離はさほど遠くなくても、朝の通勤ラッシュ帯でやはり少し混み合う。

まずは津城跡へ。向かいには津市役所があり、お堀には役所の建物も映り込んでいた。背の高い老松が印象的で、石垣も非常にがっしりしている。天守はないが、部分的に石垣があるのではなく、お堀の区域一帯に石垣が残っていて、とても雰囲気があった。津藩の初代藩主、藤堂高虎像も。

それから津駅の周辺も歩いたことがなかったので、津偕楽公園から歩いてみた。駅の東側の国道には、四日市29km、名古屋71kmの文字だ。ここまで進んできたのかあと。
津城跡へ。
少しだけ日差しも。
藤堂高虎像。
石垣とすべり台。
津市役所。
津偕楽公園へ。江戸時代の常夜燈。
津駅の地下通路。
津駅だ!
国道23号線。
美里村みさとむら(津市)(2/6)
津市街地から、西の方角へ進んでいく。途中までの道のりは、昨日までも見てきた広大な田園地帯が多く、いざ旧美里村に入っていくときになると、グッと上り坂に。そして、少し標高が上がった台地上で景色が開けた。ああ、ここが旧美里村だと。

庁舎のそばに公園があって、テニスコートや多目的広場もあるようだ。周辺をぐるっと歩いて散策してみる。台地の見晴らしの良い景色もあれば、長野川沿いは渓谷のような険しさもある。集落は曇り空もあってひっそりとしていて、お父さんとお母さんが庭で鍋を囲んでいる姿もあった。お豆を煮ていたのかな? と思ったり。
美里総合支所。
グラウンドだ。
田んぼと家々と。
集落を歩く。
一万度碑とあった。お伊勢参りの代表者が持ち帰った札を納めて、集落の人たちが拝めるようにと。
白山町はくさんちょう(津市)(3/6)
白山といえば、やはり石川県のイメージが強かったわけだが、津市にも白山というまちがあるというのは、旅の新しい発見だった。旧美里村からゆるやかな山道を進んで旧白山町に入ると、かなり大きな規模感の集落が現れた。雲出川の流域に、平坦な沖積平野がひらけているようだ。

白山総合支所まで訪れて、周辺を散策していく。瓦屋根の家々が多く、昔から暮らしが続いていることを感じる。玄関の前に座っていたお母さんと目が合って挨拶をしたら、「散歩しとるなあ。えらいなあ! ありがとうなあ!」と関西弁で明るく声をかけてくれてすごく嬉しかった。

11時半になったとき、JAの方からポップなメロディーラインの曲が流れてきた。聞いたことのない曲だったので、津市か白山の曲かもしれない。と思って調べてみたら、津市民歌の「このまちが好きさ」という曲だった。いやあ、結構いい曲だったので、ちょっとハマってしまう。まちの歌はいいよなあ。秋田県民歌もいいし。
旧白山町へ。
お寺もあった。
名松線の関ノ宮駅。
白山庁舎。
美杉村みすぎむら(津市)(4/6)
旧白山町から、さらに山奥へ進んでいく。地図を見ていても、旧美杉村は少し遠そうだなあと感じていた。旧美杉村は旧白山町から雲出川の上流部にあたる。

一車線の道を緩やかにのぼっていくので、車に何度も追い抜いてもらう。そして、旧美杉村に入る頃には、茶畑の風景がたくさん現れた。それがとても美しい。石積みの棚田も多く、山間部らしい風景だ。

市街地に着く手前には、今は使用されていない大きな屋外プールや、旅館などもあった。かつてはここにたくさん人が集まっていた時期があったのだろう。そして、今日は静かな冬のひとときであり、寒さと静けさを交互に感じつつ、集落を歩いていった。ここにも暮らしがあるのだなあと感じながら。
旧美杉村へ。
山と暮らしと。
雲出川。
茶畑が多かった。
伊勢八知駅。
美杉村50周年記念碑だ。
美杉総合支所。
集落を歩く。
材木だ。
踏切の先に、中学校。
一志町いちしちょう(津市)(5/6)
さあ、あともう少し。旧美杉村から再び雲出川沿いを戻り、景色が開けてくるとまずはひと安心。「とことめの里一志」という施設へ向かってみると、車がびっしりと停まっていた。日帰り温泉の施設と、図書館もあるみたいだ。見た感じだと、たぶん温泉客の方が多そう。近くの中学校からはお昼の音楽で、Mrs. GREEN APPLEの曲が聞こえてきた。世代問わず人気だよなあ、ミセス。
そして、一志総合支所の付近も歩いてみる。JRと近鉄の駅がそれぞれ隣接していて、駅の周辺は郊外の住宅地だ。そういえば、先ほどの「とことめの里」の周辺にも、びっしりと住宅が集まっていた。津市、松阪市、伊勢市それぞれに近く、バランスの良い立地とも言えるし、暮らしやすい地域なのかもしれない。
とことめの里一志。
近鉄の川合高岡駅。
JRの一志駅。
スーパー。
水路が3つあった。
久居市ひさいし(津市)(6/6)
最後にやってきたのは、旧久居市だ。津市になっていることで、久居という地名は今まで知らなかった。でも、数日前に三重県民の方々と話をしていたとき、全員が久居という地名を当然のように知っていたので、馴染み深い地名なのだなあと思った。

今回は、道路標識にもたくさん登場していた「アルスプラザ」を訪れて、久居駅の方までも散策してみる。アルスプラザの外観は新しく、館内にはカフェもあるようだった。ポスターを見ると水曜日のカンパネラが4月にライブをするみたいなので、うらやましい!

市街地は懐かしい町並みも残っていて、駅に向かう路面の色が分かれていたので徒歩で分かりやすい。久居駅はかなり大きな駅で、ロータリーも広く、そばには立体駐車場もあった。やっぱり元々は「市」であったわけで、現在は津市でもありつつ、久居の存在感も個人的には大きく思えた。
アルスプラザ。
水曜日のカンパネラだ。
久居は江戸時代から存在感があったのだなあと。
わしの津こっぺ。
久居駅近く。
久居駅前のロータリー。
久居八幡宮と出会ったので、参拝させてもらった。
大狛の足に小狛。
というわけで、今日の散策はここまで。雨には遭わずに一日を終えることができました。ただ、カブの移動で身体がすごく冷えるので、トイレ警報が発令されて、危機一髪の場面が何度もありました。

それはさておき、津市も広いなあと思うばかりです。特に内陸部には、いろんなまちがあるのだと知ることができました。
本日のひとこと
「ぎゅーとら」という可愛い虎の顔のスーパーマーケットを初めて見かけました。そして一度見かけると、どんどん出会うように。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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