今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【109/171】
訪れた旧市町村の数【1682/2,099】 総計【1791/2,270】スーパーカブの総走行距離
41932km
今日の旅先のこと
いよいよ名古屋市の旅も最後になりました。名古屋市内は中村区、西区、東区の3区を巡り、また、清須市の旧新川町や旧西枇杷島町にも訪れました。それでは振り返っていきましょう。
中村区(名古屋市)(1/5)
泊まっていた宿からチェックアウトする前に、中村区の名古屋駅周辺にも歩いて向かいました。名古屋駅の出入りは何回かあるけれど、名古屋駅に向かう形はあまり記憶になくて、どんな印象が残るだろうと。そして駅前に近づくと、近鉄と名鉄の名古屋駅が隣同士であることを知ったり、やはり一番大きな駅ビルのインパクトが強いなあと思ったり。あとでそれは「JRセントラルタワーズ」だと知りました。ちょうど朝日も当たりはじめる頃で、ランドマークさを感じます。また、少し駅と離れた周辺を歩いていても、名鉄のパーキングが多くて、名鉄パーキングの多さは愛知県を巡っている中でも感じていたことなので、名鉄はいろんな土地を持っているのかなあと。
また、中村区ではこの後、カブに乗って「中村公園」にも行ってみました。シンプルな公園だと思っていましたが、園内に「豊国神社」もあり、薪が燃やされていて、落ち着く雰囲気です。中村公園の周辺は名古屋駅とは違って、生活感のある雰囲気でした。
西区(名古屋市)(2/5)
名古屋駅周辺を歩いたあと、そのまま西区の円頓寺商店街にも向かいました。中村区から西区に入った途端に神社があって、その境内のイチョウの葉が一気に落ちはじめています。たったそれだけでも雰囲気が一気に変わりました。そして、円頓寺商店街は名古屋の中でも古い商店街で、アーケードのある通り以外も、住宅街は昔ながらの気配が流れていて、歴史の長さを感じる日常だなあと。小学生たちが朝の集合をして、学校へ向かっていく様子もささやかでうつくしく感じられます。
また、商店街には「那古野」の言葉が多く、住所表記にも使用されていました。那古野と名古屋が関係ないわけではないだろうし、那古野の方が古いはずですが、通な地名だなあと。那古野を地元の地名として使える人って、ちょっとかっこいいですよね。
そして、カブでは庄内川の北に広がる「庄内緑地」にも訪れました。道路の片方には住宅街がずらっと広がっていて、庄内緑地側には背の高い木々の豊かな自然が広がり、そのコントラストが見事です。緑地内もとても広くのびのび感じられて、近くで見る木も非常に立派なので、いい木が多い公園は、いい公園だなあと。
名古屋駅周辺を歩いたあと、そのまま西区の円頓寺商店街にも向かいました。中村区から西区に入った途端に神社があって、その境内のイチョウの葉が一気に落ちはじめています。たったそれだけでも雰囲気が一気に変わりました。そして、円頓寺商店街は名古屋の中でも古い商店街で、アーケードのある通り以外も、住宅街は昔ながらの気配が流れていて、歴史の長さを感じる日常だなあと。小学生たちが朝の集合をして、学校へ向かっていく様子もささやかでうつくしく感じられます。
また、商店街には「那古野」の言葉が多く、住所表記にも使用されていました。那古野と名古屋が関係ないわけではないだろうし、那古野の方が古いはずですが、通な地名だなあと。那古野を地元の地名として使える人って、ちょっとかっこいいですよね。
そして、カブでは庄内川の北に広がる「庄内緑地」にも訪れました。道路の片方には住宅街がずらっと広がっていて、庄内緑地側には背の高い木々の豊かな自然が広がり、そのコントラストが見事です。緑地内もとても広くのびのび感じられて、近くで見る木も非常に立派なので、いい木が多い公園は、いい公園だなあと。
旧新川町(清須市)(3/5)
中村区の中村公園をカブで訪れたのち、清須市の旧新川町へ向かいました。清須市役所の本庁舎横には新川が流れていて、地名の由来を感じます。また、須ヶ口駅の周辺を散策してみたのですが、偶然気になって進んで行った方向の道がみるみる細くなり、車では絶対に通れない幅の道の両脇に、家が連なっているのでした。これは昔から変わらない区画だろうなあとビックリ。なかなか珍しいのではないかなあと。
中村区の中村公園をカブで訪れたのち、清須市の旧新川町へ向かいました。清須市役所の本庁舎横には新川が流れていて、地名の由来を感じます。また、須ヶ口駅の周辺を散策してみたのですが、偶然気になって進んで行った方向の道がみるみる細くなり、車では絶対に通れない幅の道の両脇に、家が連なっているのでした。これは昔から変わらない区画だろうなあとビックリ。なかなか珍しいのではないかなあと。
旧西枇杷島町(清須市)(4/5)
先ほどの旧新川町では小雨も降っていたのですが、旧西枇杷島町に移動する頃には晴れてきました。日差しの熱をようやく感じ、そして、それはものすごくあたたかい。枇杷島駅の周辺を歩いてみたのですが、駅正面のアオキスーパーに車がびっしり停まっていて、暮らしがたくさんあることを感じます。また、新幹線がトップスピードではなく緩やかに走っている様子も見て、名古屋駅とはあまり離れていないので、名古屋駅に到着する直前や、出発したばかりの車窓で、このまちの風景を見たことがあるのかもしれないなあと。
そして、複数の出入口がある歩道橋を見つけて、ごくふつうに歩いていたのですが、降りきったときに看板があり、なんと「日本で最初の歩道橋がここです」と紹介されていたのでした。えぇー!すごい! と愛着が湧き、逆方向でしたがもう一度渡ってみました。
先ほどの旧新川町では小雨も降っていたのですが、旧西枇杷島町に移動する頃には晴れてきました。日差しの熱をようやく感じ、そして、それはものすごくあたたかい。枇杷島駅の周辺を歩いてみたのですが、駅正面のアオキスーパーに車がびっしり停まっていて、暮らしがたくさんあることを感じます。また、新幹線がトップスピードではなく緩やかに走っている様子も見て、名古屋駅とはあまり離れていないので、名古屋駅に到着する直前や、出発したばかりの車窓で、このまちの風景を見たことがあるのかもしれないなあと。
そして、複数の出入口がある歩道橋を見つけて、ごくふつうに歩いていたのですが、降りきったときに看板があり、なんと「日本で最初の歩道橋がここです」と紹介されていたのでした。えぇー!すごい! と愛着が湧き、逆方向でしたがもう一度渡ってみました。
東区(名古屋市)(5/5)
最後に訪れたのは東区です。いよいよ、名古屋の旅も最後だなあとしみじみ。そして、訪れたのは徳川美術館。最後に訪れる場所が徳川家にまつわる施設ということも、旅の流れとして合ってるかもしれないなあと。
美術館に入る大きな門があり、そこで新郎新婦が和装の前撮りをしています。なるほど、美術館でもそういう撮影があるのだなあと思ったわけですが、新郎さんとだけ目が合ったので、声は出さずに口の動きだけで「おめでとうございます!」と言ってお辞儀をしたら、「うむ!」という感じでニコッとうなずいてくれて、新婦さんはこのやり取りに気づいていないので、個人的にちょっといいシーンでした。ドラマみたいで。
美術館内は刀や茶の湯、能の紹介など、徳川家にまつわるものや、さらに付随する文化や歴史背景などを同時に学ぶことができました。「とんがり美術」という企画展もあって、過去の歴史の作品としても、見たことのないものがほんとうにたくさんあって面白かったです。揃っているもののレベルはおそらく非常に高く、別の美術館なら主役級なのでは? と思うものもたくさん。印象に残った展示品は、たとえば中国の紀元前後、春秋戦国時代でものすごく古い時代なのに、とてつもなく緻密な陶器もあって、その頃の日本が縄文時代であることを思うと、当時の中国は半端ないなあと。その後、東区役所付近まで散策をしてみて、名古屋市の16区の旅はここでおしまいです。
最後に訪れたのは東区です。いよいよ、名古屋の旅も最後だなあとしみじみ。そして、訪れたのは徳川美術館。最後に訪れる場所が徳川家にまつわる施設ということも、旅の流れとして合ってるかもしれないなあと。
美術館に入る大きな門があり、そこで新郎新婦が和装の前撮りをしています。なるほど、美術館でもそういう撮影があるのだなあと思ったわけですが、新郎さんとだけ目が合ったので、声は出さずに口の動きだけで「おめでとうございます!」と言ってお辞儀をしたら、「うむ!」という感じでニコッとうなずいてくれて、新婦さんはこのやり取りに気づいていないので、個人的にちょっといいシーンでした。ドラマみたいで。
美術館内は刀や茶の湯、能の紹介など、徳川家にまつわるものや、さらに付随する文化や歴史背景などを同時に学ぶことができました。「とんがり美術」という企画展もあって、過去の歴史の作品としても、見たことのないものがほんとうにたくさんあって面白かったです。揃っているもののレベルはおそらく非常に高く、別の美術館なら主役級なのでは? と思うものもたくさん。印象に残った展示品は、たとえば中国の紀元前後、春秋戦国時代でものすごく古い時代なのに、とてつもなく緻密な陶器もあって、その頃の日本が縄文時代であることを思うと、当時の中国は半端ないなあと。その後、東区役所付近まで散策をしてみて、名古屋市の16区の旅はここでおしまいです。
というわけで、今日の散策はここまで。これで、名古屋市の16区もすべて巡ることができました。最初はどうなるかなあと思っていたので、とても感慨深いです。もちろん名古屋の印象はガラッと変わりました。ただ、それで名古屋のことが分かったのかといえば違います。むしろ何も分かったわけではない、と付け加えるべきでしょう。でも、名古屋が親しみのある土地になったことは確かで、これからもまた訪れることができたらいいなあと思うのでした。
本日のひとこと
この日の翌日から仕事があり、数日間旅を休ませてもらっていました。その後、インフルに罹って実家に戻り、痛かった足も診察を受けると骨のヒビだと判明して、旅の休養に至っています。
この日の翌日から仕事があり、数日間旅を休ませてもらっていました。その後、インフルに罹って実家に戻り、痛かった足も診察を受けると骨のヒビだと判明して、旅の休養に至っています。
旅を応援してくださる方へ
今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら
(終わり。次回へ続きます)
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