今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【100/171】
訪れた旧市町村の数【1680/2,099】 総計【1780/2,270】スーパーカブの総走行距離
41835km
今日の旅先のこと
前日は豊田市の中山間部を巡っていましたが、今日から名古屋市の区を巡っていきます。合わせて16の区があり、ぼくはまだまだ名古屋市の全体像を掴めていない感覚だったので、どんな景色が広がっているのだろうと、とても新鮮な気持ちで。そして、この日は日常も自然もどちらも感じたし、出会いにも恵まれた一日でした。それでは振り返っていきましょう。
北区(名古屋市)(1/7)
前日は小牧市に宿泊していて、南へ進み名古屋市内へ入っていきます。上に名古屋高速が走る国道41号線を、安全運転…安全運転という思いで。東京や埼玉でも、都市高速が頭上を走る道を通ってきたので、怖さそのものはないけれど、周囲に気をつけて、とにかく安全運転で。
まずは志賀公園という公園を目指しました。途中、写真は撮れなかったけれど、庄内川の橋を渡ったときがとても美しくて、北区らしい風景のように感じるなあと。電信柱みたいに細長いタワーマンションもありました。
そして、志賀公園に着くと、観光地ではなく、地元の公園という雰囲気でいっぱいでした。周囲にはマンションが並んでいたり、戸建ての住宅団地が広がっていたり、生活の空間が主で、公園内には自転車がたくさん止まっていて、ゲートボールをしているご年配の方々もたくさん。たいてい、ひとつの公園ならゲートボールも1チームですが、ここでは5つ以上のゲートボールグループがあって、それぞれ別々で活動しているようでした。暮らしの数の多さを感じます。
また、北区の東端に位置する山田天満宮にも訪れました。神職の方たちが静かに掃除をする朝で、周辺もやはり暮らしの気配が強く、おうちに自治副会長と書かれた表札もあったりして、大都会というよりも、生活らしい生活があると感じられたなあ。
守山区(名古屋市)(2/7)
次にやってきたのは、守山区。山田天満宮からは8km弱の移動で、小幡緑地を目指しました。途中までは平坦な道のりでしたが、小幡緑地が近づくと、ゆるやかな坂道となり、名古屋市内も起伏があるのだなあと。
そして、駐車場から歩いていくととても広い緑地で、一人で散歩をしている人もいれば、ジョギングをしている人も、犬と散歩をしている人も。観光地というよりも、地元の方々の憩いの場だと感じます。
また、池がどこかにあるはずなんだよなあと探していて、いよいよ木立の奥に池を見つけたとき、視界が開けるまで移動したのですが、キラキラと湖面の光が木々の隙間から漏れ出していて、それが歩いている間ずっと揺れ動き、ほんとうに綺麗でした。木立を抜けて見えた池のうつくしさも、見事だったなあ。鴨たちが池に浮かび、時間がゆったり止まっているようで、この風景も名古屋なのだなあと。
その後、守山区役所から名鉄の小幡駅まで歩いてみましたが、マンションも戸建ても渾然一体で、落ち着いた雰囲気の暮らしが広がっていました。区役所前には寒桜も。
次にやってきたのは、守山区。山田天満宮からは8km弱の移動で、小幡緑地を目指しました。途中までは平坦な道のりでしたが、小幡緑地が近づくと、ゆるやかな坂道となり、名古屋市内も起伏があるのだなあと。
そして、駐車場から歩いていくととても広い緑地で、一人で散歩をしている人もいれば、ジョギングをしている人も、犬と散歩をしている人も。観光地というよりも、地元の方々の憩いの場だと感じます。
また、池がどこかにあるはずなんだよなあと探していて、いよいよ木立の奥に池を見つけたとき、視界が開けるまで移動したのですが、キラキラと湖面の光が木々の隙間から漏れ出していて、それが歩いている間ずっと揺れ動き、ほんとうに綺麗でした。木立を抜けて見えた池のうつくしさも、見事だったなあ。鴨たちが池に浮かび、時間がゆったり止まっているようで、この風景も名古屋なのだなあと。
その後、守山区役所から名鉄の小幡駅まで歩いてみましたが、マンションも戸建ても渾然一体で、落ち着いた雰囲気の暮らしが広がっていました。区役所前には寒桜も。
名東区(名古屋市)(3/7)
次に訪れたのは名東区。名前の通り、名古屋市の中心部からはちょうど東に位置しています。まずは名東市街地へ向かってみると、やはり住宅街がたくさん広がっていました。ただ、なかなかカブを停められる場所を見つけられなくて、明徳公園に行ってみることに。地図を見ると見晴し台を見つけたので、そこまで行ってみたけれど、木々が多くてあまり見晴し台感がない。すると、ちょうど地元のお母さんがやってきて、「昔はここから、御嶽山が見えたんだけどねえ」と。ええ! 名古屋から、御嶽山が見えるんですか! と、ぼくはとっても驚きました。長野県の旧開田村で、御嶽山の迫力に圧倒されたばかりでしたし。そして、「もしかしたらあっちからだと見えるかもしれないわ」と教えてくれて、そこまで向かってみると、今度は別のお父さんが、「あの白い山が御嶽山だよ」と。こうして、遠くて小さいながらも御嶽山を眺めることができたのでした。やっぱり、地元の方々は、ここから何が見えるか、知っているのだなあと。
次に訪れたのは名東区。名前の通り、名古屋市の中心部からはちょうど東に位置しています。まずは名東市街地へ向かってみると、やはり住宅街がたくさん広がっていました。ただ、なかなかカブを停められる場所を見つけられなくて、明徳公園に行ってみることに。地図を見ると見晴し台を見つけたので、そこまで行ってみたけれど、木々が多くてあまり見晴し台感がない。すると、ちょうど地元のお母さんがやってきて、「昔はここから、御嶽山が見えたんだけどねえ」と。ええ! 名古屋から、御嶽山が見えるんですか! と、ぼくはとっても驚きました。長野県の旧開田村で、御嶽山の迫力に圧倒されたばかりでしたし。そして、「もしかしたらあっちからだと見えるかもしれないわ」と教えてくれて、そこまで向かってみると、今度は別のお父さんが、「あの白い山が御嶽山だよ」と。こうして、遠くて小さいながらも御嶽山を眺めることができたのでした。やっぱり、地元の方々は、ここから何が見えるか、知っているのだなあと。
千種区(名古屋市)(4/7)
次に向かったのは千種区。東山動物園は休館日だったので、日泰寺へ訪れてみようと。途中、平和が丘、自由が丘という地名も通過して、この辺りからだいぶ確信するようになりましたが、名古屋市もかなり坂の多いまちなのだなあと。もちろん、神戸ほどではないと思いますが。
また、東山動物園辺りから日泰寺へ進んで行く途中の国道の風景は、東京にそっくりだと思いました。車道の幅といい、両脇にマンションが並んでいる感じといい、東京の豊島区とか、脳裏にたくさんよぎりました。
そして、日泰寺へ到着すると、非常に大きな敷地の奥に、とても立派な寺院が建っていて、お賽銭箱に近づくと、ちょうどお坊さんが15人ぐらい一斉にお経をよんでいました。迫力があるし、あとから調べると、日泰寺は日本で唯一、お釈迦さまの御神骨が安置された寺院で、どの宗派にも属さないとのことで、すごいなあと。だから、サンスクリット語の文字もあったのかなあ。
また、日泰寺から覚王山駅までの周辺を歩いてみると、お寺を中心とした門前町ができていて、しかも古いお店から新しいお店まで、食事処や雑貨さん、いろんな種類のお店があり、ひとつの経済が動いているように感じられました。
次に向かったのは千種区。東山動物園は休館日だったので、日泰寺へ訪れてみようと。途中、平和が丘、自由が丘という地名も通過して、この辺りからだいぶ確信するようになりましたが、名古屋市もかなり坂の多いまちなのだなあと。もちろん、神戸ほどではないと思いますが。
また、東山動物園辺りから日泰寺へ進んで行く途中の国道の風景は、東京にそっくりだと思いました。車道の幅といい、両脇にマンションが並んでいる感じといい、東京の豊島区とか、脳裏にたくさんよぎりました。
そして、日泰寺へ到着すると、非常に大きな敷地の奥に、とても立派な寺院が建っていて、お賽銭箱に近づくと、ちょうどお坊さんが15人ぐらい一斉にお経をよんでいました。迫力があるし、あとから調べると、日泰寺は日本で唯一、お釈迦さまの御神骨が安置された寺院で、どの宗派にも属さないとのことで、すごいなあと。だから、サンスクリット語の文字もあったのかなあ。
また、日泰寺から覚王山駅までの周辺を歩いてみると、お寺を中心とした門前町ができていて、しかも古いお店から新しいお店まで、食事処や雑貨さん、いろんな種類のお店があり、ひとつの経済が動いているように感じられました。
昭和区(名古屋市)(5/7)
さあ、もう少し踏ん張っていきましょう。次に向かったのは昭和区です。訪れてみたのは「鶴舞公園」。栄からも近く、かなり名古屋市の中心地にある公園だと感じます。公園に着くと、何より北側の大きな建物が印象的でした。最初はなんだろうと思っていましたが、名大の附属病院で、なるほどなあと。
そして、公園内は若い人たちも結構いましたし、海外の人たちも多かったです。海外の人たちは、観光客というよりも、慣れた感じの雰囲気の人が多くて、名古屋に住んでいるのかなあ? どんな人たちなのだろうと。
また、昭和区所の周辺はカブを停められそうな場所がなくて通過しただけですが、大きな通りと地下鉄の駅の入口が見えている感じが、東京に似ているなあと。この日は名古屋を巡っていて、東京と似ていると感じた場面が何度かありました。
さあ、もう少し踏ん張っていきましょう。次に向かったのは昭和区です。訪れてみたのは「鶴舞公園」。栄からも近く、かなり名古屋市の中心地にある公園だと感じます。公園に着くと、何より北側の大きな建物が印象的でした。最初はなんだろうと思っていましたが、名大の附属病院で、なるほどなあと。
そして、公園内は若い人たちも結構いましたし、海外の人たちも多かったです。海外の人たちは、観光客というよりも、慣れた感じの雰囲気の人が多くて、名古屋に住んでいるのかなあ? どんな人たちなのだろうと。
また、昭和区所の周辺はカブを停められそうな場所がなくて通過しただけですが、大きな通りと地下鉄の駅の入口が見えている感じが、東京に似ているなあと。この日は名古屋を巡っていて、東京と似ていると感じた場面が何度かありました。
天白区(名古屋市)(6/7)
そして、次に訪れたのは天白区です。事前に調べていたとき、塩竈神社を見つけて、塩竈神社といえば宮城県のイメージが強かったけれど、名古屋にもあるのだなあと訪れてみることに。住宅街を進み、神社まであと少しというところで、坂道を思いっきりぎゅー! と上ったところに境内がありました。その坂から見える街並みも美しかったし、神社には七五三のご家族もいて、雰囲気もとても好きでした。やっぱり、自分の中では全体的に仙台を感じたなあ。
また、天白公園にも訪れてみたのですが、今度は広々とした敷地で非常に空が広く、池もあれば町並みも見えて、自然と暮らしのどちらもあるなあと。今日、名古屋市を巡る中で、名古屋は自然も暮らしも、どちらもある土地だなあと感じることが増えました。公園では学校終わりの子どもたちがたくさん遊んでいて、流れている日常はとても美しかったです。
そして、次に訪れたのは天白区です。事前に調べていたとき、塩竈神社を見つけて、塩竈神社といえば宮城県のイメージが強かったけれど、名古屋にもあるのだなあと訪れてみることに。住宅街を進み、神社まであと少しというところで、坂道を思いっきりぎゅー! と上ったところに境内がありました。その坂から見える街並みも美しかったし、神社には七五三のご家族もいて、雰囲気もとても好きでした。やっぱり、自分の中では全体的に仙台を感じたなあ。
また、天白公園にも訪れてみたのですが、今度は広々とした敷地で非常に空が広く、池もあれば町並みも見えて、自然と暮らしのどちらもあるなあと。今日、名古屋市を巡る中で、名古屋は自然も暮らしも、どちらもある土地だなあと感じることが増えました。公園では学校終わりの子どもたちがたくさん遊んでいて、流れている日常はとても美しかったです。
緑区(名古屋市)(7/7)
緑区は明日、あらためて旅で訪問する予定ですが、天白区を巡り終えた午後、緑区のバイク屋さん「四ツ葉モーターサイクル」に訪れました。ご主人のよつばさんに旅を応援していただいていた経緯もあり、電話でオイル交換をお願いしていたのですが、ご挨拶をしたい気持ちも強かったです。また、2日前にカブで転倒してしまっていたので、カブの様子も少し診てもらえたらありがたいなあという気持ちもありました。
そして、お店に到着すると、よつばさんとご友人のみつひろさんの二人が迎えてくださって。みつひろさんはカブ乗りでもあり、ぼくのことを知ってくださっていて、ここ最近はあまり人と会う機会もなかったですし、何よりお二人がとてもあたたかく、おしゃべりがとてもたのしくて。
また、よつばさんにカブの状態をいろいろと診ていただいて、これまで分からなかったこともすごくたくさん判明しました。たとえば、交換してもらったばかりのテールランプが切れやすくなっていて、電球そのものよりも接続部が悪くなっていたり。これまで気づいていなかったパーツが摩耗していたり。大きなバイク屋さんでは、具体的な原因まで分かることが少なかったのですが、よつばさんに細かな部分までたくさん教えていただいて。そして、ご相談した上で、後日カブを預けて、いくつか部品の交換や修理もしていただけることに。そうしたことを、いろんな雑談をしながら、とても明るい雰囲気の中でお願いさせていただいて、心からうれしくありがたい時間でした。
何よりこの時間には名場面がありました。ご一緒したみつひろさんはシンガーでもあり、「あれ、歌ってよ!」とよつばさんがプッシュしてくれて、カブの歌を生演奏してくれて。この歌が、ほんとうにすっごく良かったんです。なつかしいメロディーラインと、カブ乗りの歌詞がひとつひとつ自分の旅と重なって、カブと走った時間を思い出すようで。怪我もしてしまっていたわけですが、大丈夫だ、と強く信じられる気持ちになりました。どんなことがあっても、いいことはきっとあるよと。お二人とご一緒した時間は、ほんとうにこれからもずっとなつかしく、自分の中に残り続けるように思えてなりません。
緑区は明日、あらためて旅で訪問する予定ですが、天白区を巡り終えた午後、緑区のバイク屋さん「四ツ葉モーターサイクル」に訪れました。ご主人のよつばさんに旅を応援していただいていた経緯もあり、電話でオイル交換をお願いしていたのですが、ご挨拶をしたい気持ちも強かったです。また、2日前にカブで転倒してしまっていたので、カブの様子も少し診てもらえたらありがたいなあという気持ちもありました。
そして、お店に到着すると、よつばさんとご友人のみつひろさんの二人が迎えてくださって。みつひろさんはカブ乗りでもあり、ぼくのことを知ってくださっていて、ここ最近はあまり人と会う機会もなかったですし、何よりお二人がとてもあたたかく、おしゃべりがとてもたのしくて。
また、よつばさんにカブの状態をいろいろと診ていただいて、これまで分からなかったこともすごくたくさん判明しました。たとえば、交換してもらったばかりのテールランプが切れやすくなっていて、電球そのものよりも接続部が悪くなっていたり。これまで気づいていなかったパーツが摩耗していたり。大きなバイク屋さんでは、具体的な原因まで分かることが少なかったのですが、よつばさんに細かな部分までたくさん教えていただいて。そして、ご相談した上で、後日カブを預けて、いくつか部品の交換や修理もしていただけることに。そうしたことを、いろんな雑談をしながら、とても明るい雰囲気の中でお願いさせていただいて、心からうれしくありがたい時間でした。
何よりこの時間には名場面がありました。ご一緒したみつひろさんはシンガーでもあり、「あれ、歌ってよ!」とよつばさんがプッシュしてくれて、カブの歌を生演奏してくれて。この歌が、ほんとうにすっごく良かったんです。なつかしいメロディーラインと、カブ乗りの歌詞がひとつひとつ自分の旅と重なって、カブと走った時間を思い出すようで。怪我もしてしまっていたわけですが、大丈夫だ、と強く信じられる気持ちになりました。どんなことがあっても、いいことはきっとあるよと。お二人とご一緒した時間は、ほんとうにこれからもずっとなつかしく、自分の中に残り続けるように思えてなりません。
というわけで、今日の散策はここまで。名古屋市の旅を始めて、出会う景色ひとつひとつが新鮮ですし、名古屋はすごく広いまちなのだなあと、今日だけでも感じられたのでした。何よりご縁にも、心から感謝です。
本日のひとこと
走行距離は短くても、信号が多いので、やっぱり移動には少し時間がかかるなあと感じます。
走行距離は短くても、信号が多いので、やっぱり移動には少し時間がかかるなあと感じます。
旅を応援してくださる方へ
今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら
(終わり。次回へ続きます)
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