ふるさとの手帖

市町村一周の旅

安曇野市と松本市を少しずつ巡ろう。【旧市町村一周の旅(長野県)|10月22日―565日目)】

安曇野市と松本市を少しずつ巡ろう。【旧市町村一周の旅(長野県)|10月22日―565日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1540/2,097】
1540/2097
73.44%
総計【1627/2,268】
1627/2268
71.74%

スーパーカブの総走行距離
38987km

旧堀金村→旧豊科町→旧三郷村→旧梓川村→旧安曇村→旧奈川村、の6つ。
今日の旅先のこと
長野県の旅も、終盤へ差し掛かってきました。今日は安曇野市から松本市へ。お互いの距離は近いけれど、それぞれの小さなまちを巡ると1日がかり。いろんな暮らしを訪れて行きましょう。

堀金村ほりがねむら(安曇野市)(1/6)
薄霧の朝で、北アルプスにも向かいの山にも、低い雲が浮かんでいた。地上には無色透明の日差しが届いて、秋の朝だと感じられる。

最初に向かったのは、旧堀金村。「道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里」から周辺を歩いてみる。松本盆地の西に位置し、新しい戸建て住宅が多い。やはり水の流れは綺麗で、安曇野エリアはどこでも美しい水の流れがあるのだと感じる。

道の駅の店内は朝から大賑わいだ。地元の方の買い物も、観光客の買い物も集まっている。きっとここに並ぶ野菜は美味しいのだろうなあと思うし、これが生活の一部だったらワクワクするだろうなあと。
道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里へ。
薄霧の朝。
中にドラえもん。
豊科町とよしなまち(安曇野市)(2/6)
安曇野市役所が位置するのは、旧豊科町だ。立派な庁舎で、さすが安曇野市の庁舎だと。豊科駅の周辺には商店街の風情もあり、街灯の横にいろんなミニモニュメントが飾られていた。

豊科は観光地というよりも、暮らしの場だと感じられる。落ち着いた戸建てが多く、役所の近くにはイオンやホームセンターもある。松本市街地も近いし、生活がしやすそうだなあと。
豊科駅。
白鳥のデザイン。
マンホールも。
クレオパトラ?
安曇野市役所。
また、高速道路のインターチェンジ付近にある白鳥のモニュメントを見に行ってみると、隣にはマクドナルド、奥にはロイヤルホストとチェーン店に囲まれる中、大きな白鳥が二羽、堂々と建っていた。
白鳥のモニュメント。左の白鳥は4mぐらいあった。
三郷村みさとむら(安曇野市)(3/6)
次にやってきたのは、旧三郷村。支所の向かいには文化公園があり、背の高いイチョウ並木が少し色づいているのを心地良く眺める。手入れされた庭の秋模様も美しく、一眼レフカメラで写真を撮っている人も。

周囲は新しい戸建てが多く、安曇野エリアはファミリー層に人気なのかなあと。ただ、急激な開発というよりも、畑や田んぼは比較的残されていると感じる。

また、一日市場駅ひといちばえきへ行くとちょうど大糸線の電車がやってくる前で、ホームに高校生や大人が立っている。電車が向かう先は松本方面。車内にも結構乗客がいるように見えた。
三郷文化公園。
秋模様。
戸建てが多いと感じた。
一日市場駅。
梓川村あずさがわむら(松本市)(4/6)
ここからは松本市へ入っていく。旧梓川村は、梓川の北側に位置するまち。上高地にも流れている梓川は、そこから松本盆地へ流れ出て、やがて犀川と合流し、長野市街地で千曲川となり、新潟県からは信濃川となり、日本海へ流れ出ていく。その流域を思うと、ロマンのある川だなあとしみじみ思う。

旧梓川村から北アルプスの険しい山々までは見えなかったけれど、十分に力強く聳える山並みがそばに広がっていた。市街地周辺も田んぼや畑が多く、東側は平野で西側に近づけば標高が上がる。いずれにせよ、流れている時間は穏やかだ。
梓川村役場があったと。
道が新しい。
果樹園かな。
丸ポストだ。
ややのぼったところから。
梓川の近く。
安曇村あづみむら(松本市)(5/6)
次は旧安曇村へ、梓川沿いをぐんぐんと登っていく。やがて景色が山道に変わり、気温も少し下がった。行きは明らかに対向車の方が多い。理由はひとつだ。この先をずっと進めば、上高地に着く。すでに午後なので、上高地からの帰路に着く人たちだろう。

上高地も旧安曇村に含まれている。ただ、今回は安曇支所の周辺を歩いてみたかった。そう思わなければ通過してしまうところに支所があり、周辺にも住宅が建っていた。島々谷川と梓川に挟まれており、細い道沿いに住宅がぎゅっと集まっていて。郵便局も「島々郵便局」なので、山奥とは逆の地名で不思議だった。

「道の駅 風穴の里」へ向かう途中にも、小さな集落があった。こうした土地にも誰かのふるさとがあるということを、これからも覚えていよう。
奥には安曇支所。
島々という地名、珍しいなあ。
水神様とあった。
島々谷川。
道の駅 風穴の里。
奈川村ながわむら(松本市)(6/6)
最後に向かったのは、旧奈川村。道の駅からさらに山を進み、ナビでそろそろ左折すると思っていたら、トンネル内に分岐路があるということでかなり緊張した。上高地方面と旧奈川村方面の分岐路で、上高地方面なら自然な流れのまま進めて、旧奈川村方面はウインカーを付けての左折だった。なんとかクリアしてホッとする。

そこからはさらに山道を進み、チカチカと点滅するトンネルもあって、いろいろドキドキしながら旧奈川村に到着した。

市街地は山から景色がひらけて、ひっそりと集落が密集している。草刈りをするお母さんや畑を耕すお父さん。流れているのは静かな午後の時間。ここへ着くまでほとんど集落がなかったので、急にふわっと集落が現れたことに驚かされた。日本も広いなあと、しみじみ感じた旅先だ。
旧奈川村へ。
集落が現れた。
水を引いているところも多かった。
ここは古宿です。
ここにも暮らしがある。
というわけで、今日の散策はここまで。午後からは雲も広がってきました。寒さは場所と日差しによってバラバラで、ダウンを着たり脱いだり。変化する気候ですが、落ち着いて細々と旅を続けたいと思います。
本日のひとこと
夜、松本市のスーパー銭湯「林檎の湯屋 おぶ~」に立ち寄りました。いい銭湯は、やっぱり体に優しいなあと。
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(終わり。次回へ続きます)

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