ふるさとの手帖

市町村一周の旅

東尋坊の三国町から、芦原と山中の温泉街を抜けて。【旧市町村一周の旅(福井県ー石川県)|9月20日―532日目)】

東尋坊の三国町から、芦原と山中の温泉街を抜けて。【旧市町村一周の旅(福井県ー石川県)|9月20日―532日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1471/2,097】
1471/2097
70.15%
総計【1558/2,268】
1558/2268
68.69%

スーパーカブの総走行距離
37352km

旧三国町→旧芦原町→旧金津町→(石川県に続く)
加賀市→旧山中町、の計5つ。
今日の旅先のこと
9月20日の旅です。少し遡りますが、福井県を抜けて石川県へ訪れました。それでは振り返っていきましょう。
三国町みくにちょう(坂井市)(1/5)
朝7時40分に福井市を出発し、坂井市の旧三国町へ。海が近づくと係留した船が並び、市街地は懐かしさある港町の町並みでした。

散策をしていると、あちこちに提灯が飾られていて、しかもとてもかっこよく、ひとつの特徴なのかなと感じたり。地元のおじいちゃんたちが会話しているシーンは、訛っていて聞き取れなかったです。
旧三国町へ。九頭竜川もまもなく日本海へ流れていく。
三国駅周辺。
山車の格納庫。
提灯だ。
旧森田銀行本店。
懐かしい雰囲気。
その後、東尋坊へ向かいました。福井県を代表する景勝地。でも、前回の旅では訪れておらず、初めての訪問です。

駐車場から海へ向かって続く商店街を抜けて、深い青色の海とともに、険しい岸壁が現れました。この日は遊覧船も出ていて、とても穏やかな風景だったけれど、時化の日であれば、感じる印象はまるで変わるのだろうなとも。
東尋坊タワー。
店が並ぶ通りを降りていく。
日本海と東尋坊。
ダイナミックだ。
芦原町あわらちょう(あわら市)(2/5)
次に訪れたのは、旧芦原町です。これまで、あわら市という平仮名を含めた語感で覚えていたので、芦原あわら、であることに気づいて、なるほど! と。

そして、あわら湯のまち駅へ訪れると、駐車場の近くからは民謡の歌が聴こえてきて、周辺には温泉街が広がっていました。

宿の数も多く、楽器を持った学生たちがゾロゾロと出てくる様子もあり、合宿かコンサートだったのかなあと思ったり。

また、歩いていると「総湯」も見つけました。総湯はお寺の総本山みたいでかっこいいですよね。
芦原温泉へ。
あわら湯のまち駅。
小高い場所から。
竜王戦もあるみたいだ。
あわら温泉総湯。
金津町かなづちょう(あわら市)(3/5)
田んぼを通り抜けて、次に向かったのは旧金津町。芦原温泉駅は北陸新幹線の停車駅でもあります。訪れてみると、想像以上に立派な駅でした。

それに、温泉宿からの送迎バスが来ていて、さっきまで訪れていた温泉街からのバスだったので、同じあわら市としてつながっているのだなあと。

あわら市役所まで歩いていく中で、金津という地名もいくつか出会いました。休館日だったけれど、少し移動すると、「金津創作の森美術館」という素敵な美術館もあるようです。
芦原温泉駅。
金津、の地名。
あわら市役所。
加賀市かがし(4/5)
福井県の旅が終わり、石川県へやってきました。最も福井県寄りに位置しているのが、加賀市。

まずは、「石川県九谷焼美術館」を訪れます。九谷焼のことは名前だけで、詳しいことまでは今まで知らず。

作品と展示を見ていく中で、九谷の命は絵付けであること。九谷焼の起源である「古九谷」は、謎多き焼き物であること。そして謎が多くとも最高峰の器であること、と。なるほど、だからこそ今も九谷焼には惹きつけられるのだなあと。
九谷焼美術館へ。
青手の九谷焼。
いろいろかっこいいなあ。
大聖寺駅にも。
古九谷発祥之地。
そして、美術館を訪れたのち、「橋立」という地域にも向かいました。北前船による繁栄で、「日本一の富豪村」とも称された地域。

赤瓦と立派な家が多く、静かな町並みの中には、これまでに築いたものの大きさも感じられるようで。飲食店や喫茶店もあり、ふとご挨拶してくださったお母さんのやわらかな雰囲気も、とても好きでした。
橋立へ。
祝儀御礼。
赤い瓦のまちと。
山中町やまなかまち(加賀市)(5/5)
最後に訪れたのは、旧山中町です。向かうは迷わず、山中温泉。昔ながらの温泉街で、ちょうどお祭りの前日だったみたいで、紅白幕で飾られた櫓が立ち、若い方々が準備に追われています。

そして、山中温泉総湯 菊の湯にも入浴しました。大きな湯船がドンと中央にひとつ。石造りの太い柱が湯船の中心に建っていて、柱から四方にジェットバスも出ています。やや熱めで、長湯はしない。何より、大きな風呂場全体の雰囲気も良かった。個人的には、熊本の山鹿温泉を思い出しました。

また、観光客が多いのかなと思っていたけれど、地元の方々も多かったです。時間帯によるのかもしれません。どうやら半年と1年の回数券もあるようで、だからこそ常連のお客さんも多いのかなあと。

菊の湯を出てからは、体が軽いと感じられて。なかなか、軽くなるという感覚は味わえないので、嬉しかったです。
大きな獅子だ。
温泉街を歩く。
お祭りだなあ。
山中温泉総湯 菊の湯。
町並みを眺めた。
久しぶりに会う、あやおとすえぴー。
山中温泉を離れてからは、加賀市に住んでいるあやお&すえぴー夫妻の家で、宿泊させてもらいました。

あやおは海ゴミアーティストでもあり、その作品は小学生の教科書の表紙としても使用されていて。すえぴーは「コンピュータクラブハウス加賀」の館長で、子どもたちにITを中心とした学びの場を運営し、その活動は全国にも広がっています。とにかく、二人とも自分の道を持つかっこいい夫婦です。数年ぶりの再会で、お子さんもスクスク育っていて。

夜はあやおがつくってくれたごはんをご馳走になったのですが、あやおのごはんって、ほんとうに美味しくて。それもすごく幸せでした。
あやお、久しぶり!
家にも作品が。
おかえりなさい〜!
賢いニワトリ。
すえぴーも久しぶり!
るんるん。
ごはん、ほんとうに美味しかった。
ありがとうね。
というわけで、今日の散策はここまで。福井県の旧市町村も、すべて巡ることができました。
更新にしばらく時間がかかってしまいましたが、ここからまた再開していきます。あれだけ暑かった日々も通り抜けて、肌寒くなってきましたね。
本日のひとこと
山中温泉に入浴していたとき、祭りのリハーサルの音響(重低音)が風呂場にもガンガン響いて、おじいちゃんたちがちょっと驚いてた。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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