ふるさとの手帖

市町村一周の旅

平成の大合併はじまりの地、丹波篠山市へ。【旧市町村一周の旅(兵庫県|8月2日―483日目)】

平成の大合併はじまりの地、丹波篠山市へ。【旧市町村一周の旅(兵庫県|8月2日―483日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1300/2,094】
1300/2094
62.08%
総計【1387/2,264】
1387/2264
61.26%

スーパーカブの総走行距離
33567km

旧黒田庄町→旧今田町→旧丹南町→旧篠山町→旧西紀町、の5つ。
今日の旅先のこと
朝起きて外の様子を見て、今日も暑くなりそうだなと、6時半には出発しました。少しでも涼しい間に。西脇市の黒田庄町を訪れて、丹波篠山市の旧市町村を巡っていきます。
ちなみに、丹波篠山市は1999年に、平成の大合併で最初に合併したまちです。
さらに、合併時の市名は「篠山市」だったのに、2019年には「丹波篠山市」に市名が変わったと。何かこう、気持ちの熱いまちですよね。
それでは振り返っていきましょう。
黒田庄町くろだしょうちょう(西脇市)(1/5)
西脇市では、二つの川が合流しています。ひとつが杉原川で、昨日、杉原川沿いに北上し、多可町の旧中町や旧加美町を巡りました。そして、もうひとつが加古川。この加古川を北上した先にあるのが、黒田庄町です。
川沿いを北上していくと、市街地から緑の多い風景に変わっていく。朝の光で山や田畑に差し込む光がやわらかい。
黒田庄駅に着く頃、まだ朝6時台なのに、ひとり自転車でお出かけしていく小さな女の子もいて、朝が早いです。
そして、踏切を渡るときには、鳥居も同じ場所につくられていて、珍しいなと思ったのですが、のちに徒歩で散策していくと、その鳥居の神社が見えてきて、本殿が茅葺であることに驚き、思わず立ち寄りました。本殿は桃山時代に再建されたのだと。
黒田庄駅。
駅前の通り。
踏切と鳥居だ。
旧縣社・兵主神社。茅葺の本殿でした。
朝の光にもグラデーションがある。
畳も渋かった。

今田町こんだちょう丹波篠山市たんばささやまし(2/5)
黒田庄町から移動し、一度山を越えて加東市に入り、さらにもう一度山を越えて、丹波篠山市の今田町に入りました。
まず、本荘という地域を散策しました。山とひらけた田んぼが広がり、家は密集というよりも点在している感じ。
今田町へ。
緑が豊かです。
次に、10時開館なので開いていないとは思いつつ、「兵庫陶芸美術館」の近くまで行ってみることに。

今田町は丹波焼で有名、ということはなんとなく掴んでいたので、近くまで行ってみると何かあるかもしれないと。そして、途中からは窯元の看板も見えはじめました。

さらに、美術館はまだ開いていないのですが、向かいにギュッと密集した集落が現れました。なので、この集落を散策してみることに。

坂がとても急で、家の軒下などにふと焼き物が置かれていたりします。立派なおうちからはおじいちゃんと体操服の女の子が出てきて、一緒に軽トラに乗って出掛けていきました。部活に連れて行ってくれるのかなあ。日常を垣間見たようで。
集落が見えてきた。
ギュッと集まっている。
陶芸美術館、また機会があれば行ってみたい。
蛍を発見。
集落を歩いていく。丹波焼とも関わりがありそうだ。
壺だ。
甕だ。
かっこいい。
 
丹南町たんなんちょう(丹波篠山市)(3/5)
今田町から、丹波篠山市の市街地に向かって進んでいき、丹南町へやってきました。

福知山線の篠山口駅の周辺まで来ると、道も太くしっかり舗装されていて、町から街へと変わっていくような感じ。

また、場所によって山を切り開いてつくられた住宅団地も見えて、ファミリー層が多いのだなあと。

そして、丹波並木道中央公園に到着です。公園内の芝や道もとても綺麗で、雰囲気の澄んだ気持ちのいい公園。ものすごく暑いのにジョギングしている人もいました。

自分も少し散策してみて、帰り際にマップを見ると、「動く恐竜まで徒歩10分」という文字が目に入りました。わあ、動く恐竜かー、見てみたいなあ。でも、往復20分歩くのかあ、暑いのになー。と迷った末、行ってみることに。

しばらく歩き、広場へ降りていくと、いましたいました、ティラノサウルスとトリケラトプスが。じっと眠ったかのように立っている。で、近づいてみるとセンサーに当たり、「ぐぉわぁ!」と咆哮とともに恐竜たちが動くのでした。まばたきもするし、しっぽも動く。やっぱり、恐竜が動くとびくって驚いちゃいますね。
丹波並木道中央公園へ。
見晴らしも気持ちいい。
茅葺民家だ。
いました、恐竜たち。
まばたきもする。
ほえるティラノ。
さらに、丹南支所の周辺も散策してみましたが、ここにも新しい戸建てがドンドン建っていて、勢いがあるなあと。雰囲気を見るに、まだまだ増えていくような気もしました。

また、兵庫県では「フレッシュバザール」というスーパーをよく見かけるのですが、丹南町のフレッシュバザールは広い立体駐車場も備えており、大型ショッピングモールそのもので、なんと名称も「バザールタウン」でした。

そう、世の中にはイオンタウンや、ゆめタウンだけではない。バザールタウンもあるのです。
移動の途中にて。
木々の上には住宅団地も。
新しい戸建てもたくさん。
バザールタウンだ。
丹南支所。
 
篠山町ささやまちょう(丹波篠山市)(4/5)
丹南町から篠山町へ移り、篠山城跡へと向かっていきます。その途中から、住宅地にも夏の提灯が飾られていて、これは何やらお祭りの気配。
信号待ちの間に文字を読み取ろうとすると、「デカンショ祭」と描いてあります。「デ、デ、デカンショ?」

城跡の駐車場に着くと、そのデカンショ祭の準備で大きな櫓がまさに設置途中。これは、ビッグなお祭りなのだろうなあと。ポスターを見つけると、8月15日と16日にひらかれると。
公式サイトには、「全国に誇る民謡デカンショ節に合わせて踊るデカンショ踊りの祭典です」とあります。写真を見ても、櫓を囲ってみんなで総踊りだと。
いやー、行ってみたいですねえ!お盆の時期は、日本各地でいろんなお祭りがありすぎます。お祭りまつりです。
篠山城跡へ。
今回は大書院にも入ってみます。
かっちょいい。
外から大書院。
熱き戦い。
デカンショ祭!
お城の周辺も歩いてみます。
デカンショ祭の準備が進む。
屋根きた!

西紀町にしきちょう(丹波篠山市)(5/5)
そして、篠山町から北西の方角へ進み、西紀町へ入りました。途中から風景も自然に囲まれて、ひっそり佇む落ち着いた町です。

西紀支所の周辺を散策していきました。男の子が家の倉庫のようなスペースでバスケットのシュート練習をしていて、応援したくなる。オリンピックのバスケの日本代表の試合も、観なくちゃね。

町の花は「シャクナゲ」で、いくつかシャクナゲの絵も見つけました。春の季節に訪れると、シャクナゲの美しい景色にも、出会えるかもしれません。
西紀町へ。
お休み中のバス。
なかなか見ない看板だな。
左の建物の絵もしゃくなげかな。
君は…!
町の花シャクナゲ。
というわけで、今日の散策はここまで。ちなみに丹波篠山市は、会社員であり作家でもある、岡田悠さん(@YuuuO)の故郷です。岡田さん、デカンショ祭、踊ってるのかなー!!
本日のひとこと
今日は、長岡花火の日ですね。あの夜空は忘れられないなあ。

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(終わり。次回へ続きます)

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