今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】
訪れた旧市町村の数【1241/2,094】 総計【1328/2,264】スーパーカブの総走行距離
32358km
今日の旅先のこと
7時55分に美作市を出発。深い夏の青空が広がっています。今日は美咲町から津山市まで進んで行きました。午後は空の雲行きが怪しくなり、急ぐようにして。それでは振り返っていきましょう。
旧柵原町(美咲町)(1/6)
美作市から吉野川を下り、Y字型になっている吉井川との合流地点で、吉井川沿いに移って上流へ進んだ先に、柵原町はありました。「やなはら」と読むことにもすごいなあと思いながら。
吉井川沿いの風景は空が広くて、岐阜や長野を走っているような気持ちになりました。吉井川のスケールも大きい。
そして、柵原ふれあい鉱山公園に到着。公園に鉱山資料館もあるのですが、今日は残念ながら休館日。ただ、周辺を散策していると、車両がふたつ展示されており、片鉄ロマン街道とつながっていることもわかりました。
鉱山の歴史と鉄道、ってことは、鉱物を運ぶための鉄道? という流れも、現地の資料を見て気づくフィールドワーカーです。
美作市から吉野川を下り、Y字型になっている吉井川との合流地点で、吉井川沿いに移って上流へ進んだ先に、柵原町はありました。「やなはら」と読むことにもすごいなあと思いながら。
吉井川沿いの風景は空が広くて、岐阜や長野を走っているような気持ちになりました。吉井川のスケールも大きい。
そして、柵原ふれあい鉱山公園に到着。公園に鉱山資料館もあるのですが、今日は残念ながら休館日。ただ、周辺を散策していると、車両がふたつ展示されており、片鉄ロマン街道とつながっていることもわかりました。
鉱山の歴史と鉄道、ってことは、鉱物を運ぶための鉄道? という流れも、現地の資料を見て気づくフィールドワーカーです。
その後、柵原総合支所の周辺も散策しました。近くに保育園があり、先生の「おはようー!」という明るい声が聞こえてきます。
地元のパン屋さんもあって、まだ朝ですが、若い方たちも早速店内へ入っていく。吉井川沿いに柵原という町が感じられて、すごく好きな雰囲気でした。
地元のパン屋さんもあって、まだ朝ですが、若い方たちも早速店内へ入っていく。吉井川沿いに柵原という町が感じられて、すごく好きな雰囲気でした。
旧中央町(美咲町)(2/6)
次にやってきたのは、中央町。岡山にこうした地名の町があったのだなあと、今まで知りませんでした。
まずは市街地にある「亀甲駅」へ。「きっこう」ではなく、「かめのこう」と読むこともポイント。そして、名前の通り駅舎から亀の大きな顔が飛び出していて、特徴たっぷりです。
美作町役場もこの周辺に位置していて、商店街の通りは古い建物が多かったです。国道53号線と昔から津山線が通っていたことから、中心街が広がっていったのかなあと。
さらに、大垪和西の棚田も見に行きました。前回の旅でも訪れた棚田ですが、あらためて訪れると、大きなすり鉢状の地形一面に棚田が広がっていて、規模の大きさに驚かされます。
これだけの棚田を守っていくのは、簡単ではないはずだし、大事なものがたくさん詰まっているように感じられます。
これだけの棚田を守っていくのは、簡単ではないはずだし、大事なものがたくさん詰まっているように感じられます。
旧旭町(美咲町)(3/6)
さて、大垪和西の棚田から、旭町へ移動したのですが、ナビで出してもらった道が、ここで何かあったらどうしようもないぞ、という細さの山道で、慎重に、慎重に進んでいき、なんとか道を抜けて、旭川湖が現れました。
このときふと、あれっ、いつの間にか吉井川水系から、旭川に変わったのだなあと。岡山県の三大河川は高梁川、旭川、吉井川ですが、やはり川は暮らしのキーポイントになっていると感じられます。
その後、旭川を上流に進むと市街地に。庭の手入れ、町の歯医者、ガソリンスタンド。小さな町に流れる日常。そして、「みち停 あさひ」という道の駅のような施設にいた地元のおばちゃんたちが明るくて、ここで手作りちらし寿司500円を買って昼食に。優しい手作りの味で美味しかった。
旧久米町(津山市)(4/6)
さあ、今度は美咲町から津山市へ向かっていく。津山市も5つのまちが平成の大合併で合併しており、まだまだ知らない世界が広がっているはず。
そして、久米町へ入りました。境界線のトンネル内が涼しすぎて、このトンネルがずっと続けばいいのに、なんて思いながら。
また、久米町という町名から、「久米」が気になるわけです。あとで調べてみると、今日訪れた柵原、中央、旭といった旧町は久米郡でした。また、「久米南町」だけ今も名前を聞くなあと思っていたのですが、久米南町のみ久米郡で合併せずに残ったと。謎解きをやっているようです。
さて、久米町はやや高原地帯のような、盆地のような地形で、空も広く眩しい緑が目に入ります。
支所周辺を歩いたあと、道の駅に立ち寄ったあたりで12時を過ぎたのですが、西の空が怪しい。これは夕立の可能性があるな、という雲です。
道の駅でソフトクリームを買っている人がいて、汗だくなので食べたいと思ったものの、この10分間が運命を左右するんだぞと、感情を理知で抑えて再出発したのでした。
旧勝北町(津山市)(5/6)
「明らかにまずい」「囲まれてしまいそうだ」「時間が無いな」と、メモに残しています。理由は単純で、入道雲がどんどん近づいてくるから。
それぐらい、ほんとうに急がねばと思いながら、津山市街地を抜けて、市街地の東に位置する勝北町を目指しました。走ったのは国道53号線で、このまま進むと奈義町を通り、鳥取県へ抜けていく道です。
市街地へ着いた頃には、遠雷も鳴り始めました。勝北町のイメージは、圧倒的な入道雲が迫りきたる町、となってしまったけれど、それは仕方のないことです。雨が降った町では雨のイメージが付いて当然です。それでもギリギリ雨をかわし、最後には津山市街地へ移動することができました。
津山市(6/6)
まだ、津山市街地の空は明るかったので、急いで移動しました。当初は美作滝尾駅に立ち寄る予定もありましたが、今は危ないと判断して翌日にパス。
市街地ではまず津山城を目指しました。ところが、臨時休園をしているではありませんか。7月15日の大雨で、石垣の一部が崩れてしまったと。
7月15日はつい最近のことですし、松山城で起きてしまった崩落もありますから、安全に修復できるようにと願うばかりです。
なので、城山ではなく市街地を散策し、その後、城東の重要伝統的建造物群保存地区へ。この町並み保存区には行ったことがありませんでしたが、懐かしい城下町が広がっていました。
城東むかし町家にも入ることができ、時代ごとに増改築されていったという立派な町屋を見ることができました。やっぱり町屋の節々から感じる和の雰囲気には、落ち着くばかりです。
と、ここまで巡ったあと、お宿近くのアーケード街へ移動したタイミングで、津山市街地も凄い雨が降り始めました。
間に合うかなあ、と紙一重だったのですが、チェックイン前に大雨が降ってしまいました。ただ、アーケード街に移動できていたことで、致命傷はまぬがれた形です。
間に合うかなあ、と紙一重だったのですが、チェックイン前に大雨が降ってしまいました。ただ、アーケード街に移動できていたことで、致命傷はまぬがれた形です。
そして、小雨になったタイミングで、旅館お多福さんにチェックインさせてもらい、すぐにシャワーにも入らせていただき、とても助かりました。お宿は素泊まりでしたが、まさに旅館という味わいある建物で、ぼくが泊まるにはもったいないと感じるぐらいです。それでもリーズナブルに宿泊させていただき、こういう体験もできて、ありがたいなあと。
というわけで、今日の散策はここまで。暑さと雨、大きな存在が常にいる日々ですが、旅を進められていることが、とにかくありがたいです。
本日のひとこと
津山市の商店街やショッピングモールを歩きましたが、やっぱり、とっても熱いB'z愛を感じました。
津山市の商店街やショッピングモールを歩きましたが、やっぱり、とっても熱いB'z愛を感じました。
旅を応援してくださる方へ
今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら
(終わり。次回へ続きます)
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