ふるさとの手帖

市町村一周の旅

無理をせず、雨の鳥取県を走る。【旧市町村一周の旅(鳥取県|7月9日―459日目)】

無理をせず、雨の鳥取県を走る。【旧市町村一周の旅(鳥取県|7月9日―459日目)】

天気予報をチェックして、総合的に、「大雨にはならなそうだ」と判断した日でした。しかし、蓋を開けてみると、一日中、大雨に。無事に終えられて何よりです。それでは振り返っていきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1194/2,094】
1194/2094
57.02%
総計【1281/2,264】
1281/2264
56.58%

スーパーカブの総走行距離
31206km

旧大栄町→旧北条町→旧羽合町→旧泊村→旧東郷町→倉吉市、の6つ。

今日の旅先のこと
  • 旧大栄町へ。
    旧大栄町へ。
  • 道の駅にて。
    道の駅にて。
  • お台場だ。
    お台場だ。
  • 大雨の気配。
    大雨の気配。
  • どんどん迫ってくる。
    どんどん迫ってくる。
  • スプリンクラー。
    スプリンクラー。
  • バスに乗り遅れてしまった小五郎。
    バスに乗り遅れてしまった小五郎。
  • 由良川。
    由良川。
大栄町だいえいちょう(北栄町)(1/6)
南の空は明るい曇り空だが、北の日本海側の空は分厚く、立っている場所も雨が降っていた。長靴と合羽を身に付けて、8時45分に出発。道の駅大栄に着くと店内は大賑わい。スイカ、メロン、トマト、らっきょう、いろんな野菜が集っている。その隣には「青山剛昌ふるさと館」があり、名探偵コナンの聖地であることも一目瞭然だった。
その後、大きな生き物のような雲を見たとき、山陰の空だと思った。雲は生きていて、徐々にこっちへ迫ってくる。もしかしたら雨に降られるかもしれないと思ってはいたが、今思えばタイムリミットのような雲だった。

  • 旧北条町へ。
    旧北条町へ。
  • 山陰本線。
    山陰本線。
  • 雨がどんどん強く。
    雨がどんどん強く。
  • 伝承館もあった。
    伝承館もあった。
  • 北条砂丘の方には風力発電だ。
    北条砂丘の方には風力発電だ。
北条町ほうじょうちょう(北栄町)(2/6)
横殴りの雨がやってきた。雷は鳴るし、空も光る。北条支所に辿り着き、小さく歩いて散策するしかなかった。山陰本線の赤い列車はまだ動いている。雨脚が強くなると、コンクリートに小さなアマガエルがたくさん飛び出してきて、元気良さげに飛び跳ねる。いいんだけれど、車には気をつけて、と。北条砂丘の方にも向かったものの、雨が強くて風車の写真を撮って、その場を後にした。それでも工事をしている現場の方たちもいる。

  • 湯梨浜町役場。
    湯梨浜町役場。
  • 壁画。
    壁画。
  • うさぎが地面に。
    うさぎが地面に。
  • 勝、だ!
    勝、だ!
  • 古墳も見に行った。
    古墳も見に行った。
  • 長瀬高浜第一号墳(復元)
    長瀬高浜第一号墳(復元)
  • 鳥取砂丘かハワイアロハホールか。
    鳥取砂丘かハワイアロハホールか。
  • 雨降る海だ。
    雨降る海だ。
羽合町はわいちょう(湯梨浜町)(3/6)
再び雨のピークだ。雷鳴轟く中、国道9号線を走る。トラックに追い抜かれたとき、水しぶきをヘルメットのてっぺんまでかぶった。スプラッシュどころじゃない。目に水が入ってコンタクトがずれて視界が見えない。スピードを落とし、停車できるところで停車し、コンタクトを調整する。ここまでくれば、もう仕方ないという気持ちにすらなる。でも、この土砂降りの雨よりも、もっと強烈な雨が降るとは思ってもいなかった。湯梨浜町役場に到着し、全身ずぶ濡れではあるが、屋根で雨宿りする。歴史民俗資料館なるものがあり、壁にはハニワが描かれていた。少し雨脚が弱まったところで町を歩く。静かな住宅街だ。羽合の海水浴場まで行きたかったけれど、雨が雨なので諦めた。市街地の看板に、左は鳥取砂丘、右はハワイアロハホールと書かれている。鳥取かハワイか、って感じだ。

  • 泊支所。
    泊支所。
  • ほんのりしょうゆの香りもした。
    ほんのりしょうゆの香りもした。
  • 雨降る港町。
    雨降る港町。
  • 弾かれる。
    弾かれる。
  • 潮風の丘とまりに恐竜だ。
    潮風の丘とまりに恐竜だ。
  • トリケラトプス。
    トリケラトプス。
  • 町並みを見下ろして。
    町並みを見下ろして。
泊村とまりそん(湯梨浜町)(4/6)
泊支所に着いたあと、猛烈な雨が降ってきた。港町に激しい雨が当たり、排水溝から水が弾け飛ぶ。それでもカブを屋根のあるところに停められたので、周辺を歩いてみた。「潮風の丘とまり」という場所にも行ってみると、恐竜の像が建っていて、それもずぶ濡れのまま撮る。かといって施設内には入らずUターンし、最後に小高い道から見えた旧泊村の町並みを撮った。雨でどんよりとした、山陰の景色を感じながら。

  • 東郷池へ。
    東郷池へ。
  • 嵐の前の静けさ。
    嵐の前の静けさ。
  • 徐々に降ってきた。
    徐々に降ってきた。
  • 汽水空港さん。一冊本を買った。
    汽水空港さん。一冊本を買った。
  • 道の駅へ移動。アジフライが、どれだけ温かくて沁みたことか。
    道の駅へ移動。アジフライが、どれだけ温かくて沁みたことか。
  • 中国庭園 燕趙園も見学した。
    中国庭園 燕趙園も見学した。
  • 中国らしい雰囲気だ。
    中国らしい雰囲気だ。
東郷町とうごうちょう(湯梨浜町)(5/6)
旧東郷町では行きたい本屋さんがあった。その名は「汽水空港」。すでに合羽も服も濡れていたけれど、お店に着いて、合羽を脱いでお店に入っていいか確認を取ると、店主の方がタオルを渡してくださった。その直後。外は今日一番の大嵐になった。目の前が何も見えないほどに雨が降り注ぎ、風が轟々と吹き荒れ、身の危険を感じるほどだった。線状降水帯、とは発令されなかったけれど、それに匹敵する雨だったのだと思う。今まで、そうした雨を肌で感じたことがなかったけれど、この雨は雪ならばホワイトアウトを指すような、危険な雨だった。
そんなタイミングで本屋にかろうじて入らせてもらい、じっくりと本を見ていく。本の並びを見てワクワクし、手にとってはめくる。今、荷物があるから重たい本は買えないけれど、買いたい本もいくつかあって、タイトルや著者を心にしまい、小さな本を一冊買った。雨に濡れるでしょう? と本をビニールでぐるぐる巻きにしてもらって。

  • 倉吉市へ。
    倉吉市へ。
  • 町並みを歩く。
    町並みを歩く。
  • 細い道。
    細い道。
  • ぎっしり並んでいた。
    ぎっしり並んでいた。
倉吉市くらよしし(6/6)
相変わらず土砂降りだが、倉吉駅を通過し、白壁の町並みへ。和傘をさして歩く浴衣の女性もいた。それに職業体験かなあと思ったけれど、中学生が試食の案内をしてくれたお店があって、コロッケを試食させてもらい、その後、商品を買いませんか、という断りづらい誘いがあったけれど、ごめんねと断らせてもらった。
そして、今日は白壁の町並みから少し離れた宿に泊まる予定だった。チェックイン時刻になって伺うと、なんと予約日が明日になってしまっていた。完全にぼくの凡ミスだった。落ち度はすべて自分にある。今日はいろいろダメだ。でも、宿の方がほんとうに良い方で、大丈夫ですよ、方法を考えましょう。と事前決済との金額に差が出ないように、部屋を用意してくださったのだった。

というわけで、今日の散策はここまで。たくさん雨に濡れ、宿にも迷惑をかけてしまった日ですが、なんとか前を向いて進んでいきましょう。
本日のひとこと
強い雨だったけれど、19時を過ぎて雨がやみ、ひぐらしの鳴き声が聞こえました。

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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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