ふるさとの手帖

市町村一周の旅

西播磨のちいさなまちを巡ろう。【旧市町村一周の旅(兵庫県|7月30日―480日目)】

西播磨のちいさなまちを巡ろう。【旧市町村一周の旅(兵庫県|7月30日―480日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1283/2,094】
1283/2094
61.27%
総計【1370/2,264】
1370/2264
60.51%

スーパーカブの総走行距離
33237km

旧一宮町→旧波賀町→旧千種町→旧三日月町→旧南光町→佐用町、の6つ。

今日の旅先のこと
さて、今日も旅は続きます。宍粟市を出発し、佐用町へ。西播磨の小さなまちを巡っていきました。それでは振り返っていきましょう!
一宮町いちのみやちょう(宍粟(1/6)
久しぶりの完全な曇り空のスタートでした。出発してみて、曇りだと冷房が効いているかのような涼しさで、ちょっと助かる。
そして、最初に一宮町に入り、伊和神社へ。前回の旅でも訪れた神社で、到着すると確かに前も訪れたなあとよみがってくる。
境内ではとても高い木々が迎え入れてくれて、森の世界そのもの。原宿でも、明治神宮に入ると一気に雰囲気が変わるように、伊和神社もそれぐらいの自然の気配がありました。
参拝後は、一宮市民局の周辺を散策しています。
伊和神社の横に、道の駅です。
境内へ進んでいきましょう。
高い木々に囲まれた境内。
清々しい神社。
市街地の周辺。
郵便局。
一宮市民局。

波賀町はがちょう(宍粟市)(2/6)
一宮町から、国道沿いに北へ進んでいくと、波賀町に入りました。道中は山の斜面にいくつか集落ができていて、市街地にはギュッと町並みが形成されています。
そして、波賀城史蹟公園へ向かったのですが、なんとまあ山を登る登る。どれだけ山の上にあるのだろう? という急坂をずっと登って、ようやく辿り着いた山城でした。

しかし。駐車場から数百メートル歩いて、波賀城蹟と書かれた門の前に建つと、目の前はひたすらに森の世界で、熊出没注意の張り紙があったので、わー、熊かあ、出ないだろうけど、一人だしなあ、とUターンしました。
駐車場に車が一台もなかったので、もし有事のときは、誰も助けてもらえないわけです。ただ、道中の遊歩道にも石垣が積まれていたり転がっていたりして、山城の気配の端っこだけ、感じさせてもらいました。
波賀城史蹟公園へ。
石垣だ。
波賀城蹟。
その後、「原不動滝」へ向かいます。受付から遊歩道を歩くこと10分ほどで、滝に到着しました。
橋の上から滝を眺めると、目線よりも上に大きな滝があり、そこに滝壺もあるけれど、さらにそこから細いウォータースライダーみたいにつながって、次の滝が流れ出ています。また、左からは別の水源から滝も流れ出ていて、なので滝が3つ同時にあるような感じ。ごおお、という音も気持ちよかったです。
波賀城史蹟公園を降りてきて。
山と集落と。
原不動滝に向かいます。
鹿だ。
見えた!上の滝だ。
そこからさらに、下にも滝が。
下はダブル。
ふと見つけたラッセルのことば。その通りだよなあ。

千種町ちくさちょう(宍粟市)(3/6)
一宮町と波賀町は、同じ道で距離も近く、つながっている感覚がありましたが、千種町へ向かう道は、しっかりと山越えでした。
大きなトンネルを最後に抜けて、千種町に入ります。
少し、標高も高くなったような気がしたのは、周辺の山の景色がより雄大になったと感じたから。山がゆったり大きく、道はうねうねとアップダウンもある。そこに家が広がり、豊かな気配を感じます。
そして、千種市民協働センターまで行くと、近くには商店街が形成されていました。ここにも暮らしがあるのだなあと。
千種町へ。山が雄大だ。
千種市民協働センター。
市街地を散策。
商店街だ。
千種川。
これは…椅子取りゲーム…(違う)

三日月町みかづきちょう(佐用町)(4/6)
さて、千種町から27kmほどの移動になりました。千種川沿いをずっと下っていき、南光町を通って三日月町へ。途中は川沿いにキャンプ場があって、テントが張られ、子どもたちも川遊びをしていました。いい光景だ。
まず、三日月駅に向かうと、駅にも三日月マークがあって、遠くの丘の芝にも大きな三日月マークがあるではありませんか。
そう、三日月という地名が、日本にあるなんてカッコ良すぎますよね。群馬県で出会った「月夜野」という地名も好きでしたが、三日月は直球ストレートだ。駅の駐輪場に置かれた自転車には、「三日月中」というステッカーが貼られたものもあったので、「どこ中出身?」「三日月中」という会話が成り立つわけですよね。カッケー!
三日月マークだ!
京都の大文字みたいな月だ!
三日月支所。
その後、三日月藩乃井野陣屋館へ。かつての三日月藩の陣屋があると。敷地内は土日しか空いていないみたいで、外観だけ見に行こうと思っていましたが、目の前にあらわれると「でかーっ!!!」と声が漏れるほど、立派な外観でした。
城跡を見るよりも迫力があるかもしれないほどの、江戸時代の建築遺構で。今でいう、大使館の入口が、ものすんごい迫力という感じかなあ。すごかったです。
こちらは表門。
こちらは表門。
見えた!大屋敷だなあ。
迫力満点。
すごいなあ。

南光町なんこうちょう(佐用町)(5/6)
次に訪れたのは、南光町です。ひまわり畑が有名とのことで、現地まで行ってみました。今日は曇り空だし、これまで暑すぎたのか、ピークを過ぎたのか、ちょっと下向きのひまわりが多かったですが、敷地はすごく広くて気持ちよかったです。
その畑に限らず、あちこちで小さなスペースにひまわりが植えられていたり、ひまわりのキャラクターがいたり、町全体がひまわりを大切にしているのだなあと。
そして、市街地周辺も訪れています。風鈴の響きや、田んぼの水路の音、ミンミンゼミ、日常の音とともに暮らしが広がっていました。手作りのミャクミャクくんが飾られている家もあったな。
ひまわり畑へ。南光町の「なんこ」が「さよ」に変わっていました。
暑いねー。
広々と。
駐車場かな。
南光文化センター。
小さなスペースにも。
播磨徳久駅。

佐用町さようちょう(6/6)
最後にやってきたのは、合併前から変わらないエリアの佐用町です。まずは、西はりま天文台まで行ってみることに。

市街地を外れて、山をぐんぐん登り、周囲の山と同じ高さぐらいになったところで、天文台へ到着しました。

もちろん今は昼なので、夜空を見ることはできないけれど、大学生っぽい団体も来ていました。施設で展示を見て、たくさん観望会が行われているのを知り、いつか参加してみたいなあと。

また、外にクイズがあって、その答えがすごく気になったので、受付で答えを教えてもらいました。

Q「土星を巨大な水槽に入れると?」
1.底まで沈む
2.浮かぶ
3.沈んだり浮かんだりする
4.真ん中の深さで止まる

みなさんも考えてみてください!(答えは本日のひとことにて)
西はりま天文台へ。
土星のクイズを発見。
大きな望遠鏡って、ロマンがありますよねえ。
空も見やすい地形です。
そして、最後に佐用町の市街地を散策しました。駅前は商店街の通りがあり、佐用駅のすぐ向かいにある、泊まれるコワーキング「コバコWork&Camp」 には、今日泊まる予定です。中で働いている方もいらっしゃいました。
佐用駅。
泊まれるコワーキング「コバコWork&Camp」
渋いなあ。
佐用川沿い。
というわけで、今日の散策はここまで。曇り空の時間帯が多かったので、少しだけ体の負担を減らして進むことができました。もちろん、晴れなら晴れで、しっかりワクワク巡っていきますよー!
本日のひとこと
「土星を巨大な水槽に入れると?」の答えは、「2.浮かぶ」。なぜなら、土星の密度は水よりも小さくて、理論上浮いてしまうから、だそうです。面白い!

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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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