ふるさとの手帖

市町村一周の旅

ここにも暮らしがある。津山市と鏡野町を巡る。【旧市町村一周の旅(岡山県|7月23日―473日目)】

ここにも暮らしがある。津山市と鏡野町を巡る。【旧市町村一周の旅(岡山県|7月23日―473日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1247/2,094】
1247/2094
59.55%
総計【1334/2,264】
1334/2264
58.92%

スーパーカブの総走行距離
32524km

旧加茂町→旧阿波村→鏡野町→旧富村→旧奥津町→旧上齋原村、の6つ。

今日の旅先のこと
昨日、かなり激しい夕立が降って、今日もその可能性があるとのことだったので、朝6時過ぎに出発しました。今日は岡山県最後の日で、巡り終えた後、中国山地を越えて鳥取県を目指したい。この中国山地の峠で、入道雲が湧きやすいのです。昨日この辺りは、もう、すごい雨でしたから。そういうことを思いつつ、あとは天に任せるしかありません。それでは進んでいきましょう。
加茂町かもちょう(津山市)(1/6)
空は曇っていて、様子を見ながら進んでいきましたが、これは霧だなと。涼しいことも意外です。最初に向かったのは、加茂町。

夏の朝霧がやわらかい光に包まれて、徐々に空が明るくなりました。朝7時、因美線の美作加茂駅には、電車に乗る高校生や大人がやってきます。

津山市街地よりもだいぶ山が近づいた加茂町、静かな暮らしが広がっていましたが、町の姿はしっかりとあり、ここにも暮らしがあるのだと。
最初に美作滝尾駅にも立ち寄った。松が綺麗だった。
加茂町へ。山と棚田の風景。
美作加茂駅。
朝霧と田んぼ。
加茂支所。
霧が少しずつ晴れていく。

阿波村あばそん(津山市)(2/6)
ここに村があるのかと、事前に調べていたときから、驚きを隠せませんでした。岡山県北には新庄村や西粟倉村といった村がありますが、合併した阿波村のことは知らなかった。

津山市といっても、津山市街地から30kmほど北へ進んだ先にある村。加茂町でも十分に山に囲まれていたけれど、さらに山奥へ進みます。

道中に沿う加茂川の流れは昨日の雨で増水していて、勢いもある。木々の間を雲が通り抜け、朝日も当たりはじめます。

そして、鳥取県へ抜ける道を左折し進んだ先に、阿波村が現れました。玄関口には「自然との語らい」と書かれています。

阿波出張所近くを散策しましたが、小さいながらも確かに集落が広がり、少し集落を抜けると見事な山並みと田んぼが姿を見せて。

ここにも暮らしがあるのだと。それが今も確かに続いているのだと。すごいなあ、日本もほんとうに広い。ということをずっと感じた時間でした。
阿波村へ。
阿波出張所。
じどうかんだより。
朝日が差し込む。
あば村宣言。
日本もほんとうに広い。

鏡野町かがみのちょう(3/6)
さて。阿波村から一気に移動して、鏡野町を目指します。津山市街地ではなく、作州街道という広域農道を通りましたが、道はまっすぐでありながらも、アップダウンが激しい道でした。

鏡野町に着くと、広い平野と田園風景が現れて、ああ、確かに鏡野町らしい風景だなあと。有名なお店で「山田養蜂場」もありますが、やっぱり鏡野町の中で立地のいい場所に建っているなあ、とも感じます。

今年新しく出来た鏡野ふれあい運動公園へ訪れ、物産館の周辺も散策しました。あらためて、田んぼにポツポツと家が建っている様子を見て、完全な散居村ではないだろうけれど、ちょっと似ているなあと。思い出した風景は、岩手県の奥州市です。
鏡野町役場。
水と花と心の町。
かがみのドーム。中でゲートボールやってた。
芝を刈る。
新しいふれあい運動公園。
物産館へ。野菜もたくさんありました。
ビニールハウス。
穏やかな風景だなあ。

富村とみそん(鏡野町)(4/6)
加茂町から阿波村へ移動したとき、山を越えるということはありませんでしたが、鏡野町から富村へ向かう道は、非常に急な峠越えが待っていました。

また、昨日の大雨で土砂が流出している箇所もあり、通行止めにはなっていないものの、作業されている方もいて。この土砂を見て、富村の白賀渓谷に行こうか迷っていましたが、行くのはやめようと思いました。何度も言っていますが、昨日のこの地域に当たっていた雨雲は凄まじかったので。

さて、それでもありがたいことに、富村へやってきました。昔の家並みが広がり、雑談するおばあちゃんたちの姿も。真庭市との境界にあたるまちですが、ここにもまちがあるのだなあと、あらためて。

少し遠いですが、のとろ温泉の看板も何度も見かけました。また機会があれば、渓谷と温泉を目指してみたいです。
富村へ。
富振興センター。
富郵便局。
ハトだ。
静かな暮らし。
旧森江家住宅を見つけた。国指定重要文化財。
立派だ。


奥津町おくつちょう(鏡野町)(5/6)
もう一度通ってきた峠を戻って、奥津町に入りました。11時半でお腹も空いていて昼食にしたいところですが、北の空が明るく晴れているので、先に進むべし。

まずは奥津振興センターの周辺へ。隣に旧奥津商工会館を利用したカフェがあり、今日は休みの日でしたが、すごくいい建物でほっこりしました。

そして、奥津渓か奥津温泉かで迷って、やはり雨もあるので奥津温泉へ。かつて、この周辺には仕事で訪れたことがあります。おそらくそのときぶりなので、懐かしいなあと思いながら温泉街を歩きました。

自分の中で、湯原温泉、湯郷温泉、奥津温泉の立地が混同していた部分があったのですが、もう迷わなそうです。ちょうど、テレビカメラも温泉街を撮影していました。
旧奥津商工会館。おしゃれなカフェに。
かっこいい建物です。
奥津振興センター。
町並み散策。
道の駅 奥津温泉から。
温泉街へ向かって歩いて下りていく。
奥津温泉だ。
とてもかっこいい奥津荘。
吉井川の流れ。
温泉かな。

上齋原村かみさいばらそん(鏡野町)(6/6)
いよいよ岡山県北最後の旅になりました。やってきたのは、上齋原村です。鳥取県との県境も非常に近く、標高もさらに登っていくような感じ。

市街地に入ると、町並みと棚田の風景が見事でした。特に東の方角に見える山が近くて大きくて印象的で。文化センターに立ち寄ると、建物もおしゃれです。

市街地を巡ったあとに恩原湖へ。ぐるっと外周を巡ってみて、湖が見えやすい場所で写真を撮りました。ただ、この頃から怪しい入道雲たちが現れはじめて、今は晴れているけれど関係ないと、早めに出発したのでした。
上齋原村へ。花も綺麗。
町並み。
棚田と。
文化センター。
この山が印象的でした。
休館日だったけれど、妖精の森 ガラス美術館。
上齋原振興センター。
恩原湖へ。
緑の湿地と。

というわけで、今日の散策はここまで。このあと、県境を越えて鳥取市へ入りました。体力を消耗しており、温泉へ立ち寄り、長湯するわけでもなく体をほぐすルーティーンワークをし、翌日へ備えます。
本日のひとこと
遅い昼食では、塩サバを食べました。美味しかった!

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(終わり。次回へ続きます)

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